今更かもしれないが。
自分が住む町には、海洋プラスチックゴミが大量に漂着する事が分かった。
思い返してみると、子供の頃から海岸に見慣れない文字が書いてあるプラスチックゴミが流れついていた。
おそらくそれは海流によるもので、今に始まった事ではない。
けれど、それはすっかり見慣れた光景になっていた。
そのことに、最近になって気がついたのだ。
自分は波乗りを楽しんでいる。海で遊ばせてもらっている。
だから海洋プラスチックごみが意識にのぼった以上、知らん顔でいることはできなかった。
じっとしていることができず、何かできないかと思って最初に初めたのが「one surf one pic up」だ。
海に行ったらゴミを捨う。
知らん顔をしないことが、自分の最初の一歩だった。
ある日、自分達の海に真木蔵人氏がサーフィンをしに来た。
この話をすると、蔵人氏も同じ想いだということが分かった。
綺麗な自然の中、海に落ちている無数のプラスチックゴミが気になっていたのだと。
そうしてこの話にとても共感し、一緒に活動してもらえることになった。
嬉しいことに蔵人氏の声掛けによって、リサイクルプラスチックで作られているウエットスーツの
売上の1%を、捨ったゴミの処理代として寄付して頂ける事になった。
「one surf one pic up」にとっては大きな前進だ。
そして分かった。
今はまだ小さな活動しか出来ていない。
けれど、小さな活動こそが大きなうねりに変わっていくのだ。
だから今は、共感してくれる人がひとりでも増えてくれることを願っている。
my life is good!
abechan (the day photography) プロフィール
1977年生まれ
北海道の道東を拠点にSURF・SNOW・NATUREを撮影
'07年と '10年に米国「surfer」誌のJapan tripをphotographer 兼 guideで同行 ジョーカレン・ダンマロイらと作品を残した…
そこから更に写真の世界にのめり込み北方領土への旅を夢見て 今に至る…
最近は海洋プラスチック問題についての取組みや未開拓の波を探し求めadventureしている。
Instagram: @the_day_photography