みなさん、こんにちは。
前回のコラムではスケートボードを通じて、きっかけをくれた出会いについてお話ししました。
いろんなスケーターとの出会いのなかで新たな目標ができたのも、この頃でした。
いろんなスポットやパークに積極的に行こうと思い始めたころ、仲間内でスケートDVDを作るための撮影に同行するようになりました。
いつもとは違う緊張感のある撮影の雰囲気は、ワイワイ滑っているときとは違って新鮮でした。
撮影に同行するのは新鮮で仲間の勇姿を間近で見るのはかなり刺激になりました。
それまでは特に目標などもなく、ただスケートボードが楽しいという思いだけで滑っていましたが、自分もいつかは撮影してもらえるようにもっと上手くなりたいと思うようになりました。
何度か撮影に同行しているうちに私にも挑戦できそうなスポットを撮影してもらうようになりました。
撮影はVX2100を使っていました。スマホを使った簡易的な撮影とは違い、見るからに撮影していますって感じの威圧感に緊張しました。
そしてテープを消耗させて撮影していると思うと失敗するたびにプレッシャーを感じました。
そのプレッシャーや緊張は日常生活では経験しない感覚で撮影が好きでした。
その時に撮影してもらった映像は仲間のDVDのなかに使ってもらえて、試写会で自分の映像が流れた時は最高の気分でした。
数秒の映像でしたが、一つの作品のなかに入れてもらえたことはすごく嬉しかったです。それと同時にスケートビデオでパートを持つことに憧れを感じました。
撮影に同行したり、遠征したりするようになった私はその記録としてスマホでも撮影するようになりました。
遠征したスケートパークやスポットで何かしらのスケート映像を残すことにしました。せっかくなので、「#今日のウチ」というハッシュタグを付けてインスタグラムに投稿し始めました。
何年か続けていたところ、「#今日のウチ、楽しみにしているよ」や「#今日のウチ、撮影してあげる」と言ってくれる人がいて、自己満足で始めたことでしたが周りの人に認知されるようになり、反応してくれる人もいて嬉しかったです。
ただ、一方では自身の代わり映えしないスケートを投稿することに恥ずかしさを感じるようになりました。新しいトリックに挑戦したり、スポットで攻めて滑ったりすることに消極的になっていたからです。
昔はスケートボードが楽しくてひたすらにスケートをしたい気持ちが強かったですが、その感情も少し落ち着いてしまっていたころでした。
多くの人が経験するように、私も環境の変化などでスケートボードへの向き合い方が変化していました。
そんなことを感じつつも、仲間内でスケートDVDを作るための撮影に同行していたあの頃のような気持ちでスケートできたらな・・・という思いも残っていました。
そんな停滞期にあった私を変化させる大きな転機が!その話はまた次回に続きます。お楽しみに!
松井麻琴 プロフィール
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