どうもこんにちは、KAMAです。
初めてのコラムで面白い事を書けるかなー？と心配でしたが、沢山の人から連絡をもらい「何でもトライしてみるものだな」と思いました。
第一回目のコラムはこちら
前回では私の過去のスケートについて説明しましたが、
スケートボードをここまで続けてこれたのはタイトルにもあるように
「出会いとチャンス」が続いてきたから。
もちろん練習もしてきたけど、スケートボードを通して出会った人たちに、本当に恵まれていた。
と、それはずっと思っているし、感謝し続けている。
その仲間たちが与えてくれたチャンスが私をここまでの存在にしてくれたし、ここまで続けさせてくれたので、
みんなに「出会いとチャンス」の大切さを伝えたいなと思ったのでコラムの依頼を受けました。
国内外問わず滑りに行ったり、イベントをしたり、映像を撮ったりしていた20代後半、
全国のガールズスケーターがチヒロック(上野ちひろ@chihirock917)のブログやYou Tube・ユリユリ(村井祐里@yuriyuri_desu)のビデオで私の事を知ってくれて、とても充実したスケートライフを過ごしていました。
↑これはJoy and sorrow2での撮影の一コマ（kickflip： photo Hase-P）
しかし、ある時ふと思い始めたんです。
「今まで日本で憧れてた先輩スケーターたちはあんなに活躍してたのに、
結婚したり出産したりしてスケートから離れてしまい、忘れられてしまっている。
私たちもいつか忘れ去られてしまうんだよな・・そんな未来は悲しいよな。」
そういう思いから、チヒロックと何か未来のガールズスケーターをサポートする事をしようと
『Sunnyskateboard』(@sunnyskateboard)というデッキカンパニーを始める事にしました。
.jpg)
↑サニー立ち上げの時に手伝ってくれた仲間（左から：しーちゃん・チヒロック・私・あゆちゃん）
今までは自分が沢山の人にサポートされて凄く幸せだった。
でも衰えて消えて行ってしまう不安も生まれ、同じ思いをする人たちに少しでも長くスケートを続けて欲しいし
ガールズスケーターがいろんな世代で繋がっていける環境が出来たら、
自分が動けなくなっても日本のガールズスケートシーンを安心して見られるかなって。
勝手に日本背負ってるって思ってたのウケるんだけど(笑)
ただ、世代交代と体の衰えは思っているよりも早く来てしまった。
ユリユリ(村井祐里)の「Joy And Sorrow」「Joy And Sorrow 2」とフルパートの撮影をし終わった頃、30代半ばになっていた。
撮影でかなり痛めつけた体は、何もケアしなかった事でかなりボロボロになってしまっていた。
その一方、西村碧莉(@aori_nishimura)・西村詞音(@kotone_nsmr)の西村姉妹や藤澤虹々可(@nanakafujisawa)、チャンカナ(杉山加奈子@chankana_sb)、中山楓奈(@funa_nakayama)、織田夢海(@yumeka_oda_1030)など
10代の若手がどんどん活躍し、注目を集め始めるようになっていきました。
私のあの自信はどこに行ってしまったのか・・・
変なプライドが若手と比べられる事を気にしてしまって、人前で滑ることが出来なくなってしまいました。
みんなを繋ぐ環境を作るって思ってたのに、
「KAMAちゃんってこんなもんかーウチの子のが上手じゃん」
「誰？この人？知らない。」って思われてたらどうしよう。
そんなことばかり考えてしまって、スケートボード本来の「スケートを楽しむ事」をすっかり見失ってしまいました。
そんなスケートをなぜまだ続けているのか？日本代表コーチになったのか？
それはまた次の回で。
宮本美保(KAMA) (@kama0802)
スケートボート ナショナルチームコーチ
17才でスケートボートを始め
10代・20代は国内外のコンテストに参加し
2010年アジア人女性初となるDew Tourに出場。
2012年世界ランキング18位を獲得しました。
同年チヒロック(@chihirock)と共にサニースケートボード(@sunnyskateboard)を設立。
ストリートの撮影やイベント企画、スケートスクールなどを中心に活動。
Tokyo2020オリンピック スケートボートで日本代表コーチを務めました。
