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コラム

宮本美保(KAMA)『第1回 出会いとチャンス』

2022/04/20 tag: 宮本美保(KAMA)

みなさん、初めまして!
私のコラムを覗いていただきありがとうございます。

東京2020オリンピックを見て、私の事を知った方もいるかと思うので
自己紹介をしつつ、コラムを書いてみようと思います。

私がスケートボードを始めたのは高校生の時です。
Hi-STANDARDやBRAHMANなど90年代メロコアと共にスケートボードが流行り、
近くのスケーターが集まるスポットへ遊びに行ったのがきっかけでした。

スケートを始めて2ヶ月ほど過ぎたとき、地元のスケートパークへ海外からプロスケーターがデモに来ると聞き、観に行くことに。
そこで私はある人に出会ったのです。
レジェンドガールズスケーターのElissa Steamer(エリッサ・スティーマー)でした。
腕にギプスをしたエリッサが男性顔負けの滑りをしている姿は、
私の頭の中をスケートボードで夢中にさせたきっかけであり、今でも忘れられない出会いです。

『私は日本で1番有名なガールズスケーターになりたい!』と思わされた。

今はSNSやyoutubeで世界中の映像が見れるし、TVでもスケートボードが取り上げられたり、
ガールズスケーターはどこのパークに行っても出会えるくらい増えましたが、
当時は海外のスケーターの事はビデオでしか知ることが出来ず、
海外のガールズスケーターに関しては「ビデオに名前が載っていたら買う!」しか方法が無かったのです(笑)

日本でスケーターとして活動するのも、男の子たちと比べられてしまって活躍することがとても厳しい状況でした。
私もシューズやアパレル・スケートギアなどサポートして頂いたり、
雑誌にも少し出させてもらったりしましたがライバルは常に男の子たちだったので自分に限界を感じていました。

日本で活動することに限界を感じていた26才の時、スケート辞めようとしていた自分に
友達のChihirock(チヒロック)から

「海外のコンテストに出場出来るかもしれない。一緒に行かないか?」

と連絡が来て人生初のスケートツアー(アメリカ)へ行くことになったのです。

Dew Tourという超有名なコンテストに出場した私たちは、
世界のガールズスケーターのスキルの高さ、考え方、メンタルが凄く圧巻された。
結果はもちろんボロボロでしたが、悔しさよりも今までにない熱くなるもの感じた。

「私の見てきた世界は小さ過ぎた・・・もっと世界の人たちと滑りたい!もっと世界を見たい!」
と思うようになった。

ここから私は海外へスケートツアーしながらコンテストへ出たり、世界のスケーターと交流するようになりました。
第2のスケート人生が始まったのです。

写真探してたら海外へ行きたくなってきちゃったなー♪

続く

 

宮本美保(KAMA)
スケートボート ナショナルチームコーチ

17才でスケートボートを始め
10代・20代は国内外のコンテストに参加し
2010年アジア人女性初となるDew Tourに出場。
2012年世界ランキング18位を獲得しました。
同年チヒロック(@chihirock)と共にサニースケートボード(@sunnyskateboard)を設立。
ストリートの撮影やイベント企画、スケートスクールなどを中心に活動。
Tokyo2020オリンピック スケートボートで日本代表コーチを務めました。

 

 

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