みなさんこんにちは。
スノーボーダーの天野紗智です。
これまでのコラムでも語ってきた通り、自分の直観に従って自由に表現してきている私ですが、
今回は、考えすぎて自分がよくわからなくなってしまった時期のことを話したいと思います。
DIVERSE LINES CLUBが設立されて間もなく、スノーボードと自然と、もっと向き合うために、
1年間カナダで過ごしました。
カナダでの日々は「くらった」という言葉が一番合うのかもしれません。
雄大な自然の中で、毎日冒険のようにスノーボードをし、スノーボードの奥深さを知ったこと。
バンクーバーアイランドの入り江から太平洋までの小さな船の旅で、
目の前でクジラをたくさん見て、生命の偉大さを感じたこと。
往復5000キロのアラスカハイウェイのロードトリップで、
たくさんの野生動物やオーロラを見て、地球の美しさを感じたこと。
ここには書ききれないくらい、まだまだありますが、とにかく毎日くらいました。
冒険中。氷河の中にある氷の洞窟(Icecave)。
ウィスラー最終日、みんな自由にスノーボードを楽しんでる平和な光景。たのしかった~。
iPhoneだとオーロラの美しさは伝わらないけど、とにかく感動。宇宙すごい。
アラスカハイウェイ。ここからの旅が本当にやばかった。
そんな日々を過ごし、帰国。
たくさんの刺激を受け、日本でも頑張ろうと思っていたはずなのですが、
久しぶりの日本でのシーズンは、なにかモヤモヤした毎日を過ごしていました。
スノーボードやDLCの活動で自分と向き合えば向き合うほど、
自分がわからなくなってしまっていました。
なんのためにスノーボードをやっているのか。
なんのためにDLCの活動をやっているのか。
何を表現したいのか。
たくさんたくさん考える中で、一つわかったのは、
スノーボードもDLCの活動も私の一部だということです。
ライフスタイルの中に、大好きなスノーボードがあり、大好きな自然を守る活動がある。
なんのためとかではなく、それだけなんだと、気付きました。
私たちのライフスタイルを表現して、誰かの何かのきっかけになりたい。
そう思うようになり、先シーズンの終わり頃、私が表現したいことを
カメラマンさんに相談し、モヤモヤが少しずつ晴れていきました。
目の前のできることから少しずつ取り組んでいき、
やっとライフスタイルを表現できるまでにはなってきたと思うので、
そのうち、DIVERSE LINES CLUBの思いが詰まった映像を発信しようと考えています。
スノーボードの活動やCREWそれぞれの活動をしながら、
林業施業で自分たちの活動フィールドである自然を守る活動をするCREWの生き方を、
発信できる映像になればいいなと思っています。
“Follow your flow”
自分がかっこいいと思うFlowに従って。