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コラム

村岡洋樹『第3回 お店を始めて気付いた事』

2020/11/18 tag: 村岡洋樹

前回のコラムでは僕がお店を始めた理由について書かせて頂きました。
まだ読んでいない方は暇な時にでもどうぞ。
今回はお店を始めて気が付いた事について書いて行こうと思います。

今はコロナの関係やスケートボードでの活動があるため基本的に週末の土日しか開けていないのですが(ランダムで祝日も開けてる時もあります)お店には色々な人が来てくれます。
まだオープンして2ヶ月ほどですが気付いた事があります。
それは来てくれるお客さんのスケートボードのセッティングが合って無いということです。

例えばランプをやってみたけど全然安定して乗れないんですよと相談されたのでセットアップを見させてもらったところトラックのブッシュゴムが全く動かないくらいガチガチでした。大男が乗ってればそれでも動くかと思いますが乗ってたのは細身の女性。トラックを緩めてある程度曲がれるように調整して試し乗りしてもらい調整前より大幅にやり易くなった様です。もちろん逆パターンもあります。トラックグラグラ過ぎて乗りにくいというパターンです。その他にもロートラックに大きなソフトウィールが付いていてすぐにウィールバイトしてしまう。幅の狭いトラックに太いデッキがついていたり。。。プロショップならやらないようなセッティングで組んである事が結構あります。
とあるお客さんにどこでスケボーをゲットしたのかと聞くとインターネットではじめてのスケートボードを買ったらしく届いてそのまま使用していたみたいです。
プロショップでの通販ならこういう事は起こらないと思うので売った人は多分、要らなくなった部品をかき集めて適当に組んでオークションにでも出したのでしょう。スケートボードの知識がある人なら調整したりセッティングを変えたり出来るけどビギナーだとそのまま使用してしまいますよね。
スケーターじゃない店員がスケボーを売ってるなんてひどい話も聞いた事が有ります。そういう所からもこの様なセッティングミスが起こるのじゃないでしょうか。

このような事が起こらないためにも知識あるスケーターの運営するプロショップでの買い物をオススメしたいと思います。
もちろんBEATに来てくれたお客さんには一人一人の意見を聞き適正なセッティングのスケートボードを提供しています。
僕もそこまで知識があるわけでは無いですが一応25年スケートしてるので最低限のことは知っているつもりです。
売ったらそれでどうでもいいって店は早くこの世から無くなって欲しいですね笑
色々教えてくれたりスケボーの面白さを伝えるのが本当のスケートショップだと思うので。
ということで僕のお店にも気軽に遊びに来てくださいね。
スケートボードを楽しみましょう

Muraoka Hiroki Photo

 

村岡洋樹プロフィール
プロスケーター アーティスト
ストリートスポットを最大限に活用するクリエイティブなスケートスタイルでリスペクトを集め、独特のトリックセレクションでグローバルな注目を集める。ペインターとしても活動し、スケートだけでなく幅広くアーティスティックに活動している。アメリカフィラデルフィアのボードブランド traffic からシグネチャーボードをリリース、アディダスと契約し数々のビデオで活躍。浅草にてBEAT skateshop をオープンし精力的に活動。

 

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