今回で4回目のコラムで最後となります
これまでは基本的に僕がオーナーを務めるお店(BEAT)の事を書いてきました。
最後のコラムはスケーターとしてのルールについて書いていこうと思います。
上から偉そうに!と言われそうなテーマですがとても大事なことだと思うのでここで伝えられたらと思います。
よろしくお願いします。
まずは一つ目
スケートパークに行ってもストリートのスポットでもきちんとゴミを持って帰りましょう。
これをきちんとやらないとスケーターのイメージは悪くなって行きます。それにスケートスポットを汚すな!てかゴミ片付けるのなんて基本的なマナーだろ!なんでお前のゴミを他の人が片付けなきゃならんのだって事でスケートスポットをキープしているローカルにも敬意を評してゴミくらい持って帰りましょう。
二つ目
ローカルスポットに行ったら挨拶をしましょう。
こんにちわー
だけでもいいです。
「どこどこから来たんですよ!宜しくお願いします!」とかコミュニケーション取れたら最高です。じゃないとそっからスケートやるの互いに気まずくなってしまいます。そしてそれはスポットレイパーという行為と言われたりしちゃいます。
スケートパークなら人もいっぱい居るしローカル色も無い事も多く、みんなに挨拶して回るのは難しいですが初めて行くスケートスポットならローカルに挨拶を。ここも敬意を評して。
三つ目
警備員や警察に怒られたら素直に謝ってその場を去りましょう。
彼らも人間です。いい人だってたくさんいます。いい関係を築けたら最高です。
いきなり敵対視しても向こうも「はっ?なにこいつ?」となりイメージが悪くなります。
あと普通に人間同士いきなり敵対視してくる奴はムカつくのは当たり前です。そこからローカルスケーターのイメージが悪くなりスポットが消える可能性もあります。気をつけましょう。
しかしながら警察や警備員の方から理不尽な事を言ってきて向こうから敵対視してくるアホもいます。そこは怒らずに理詰めしましょう。そういう奴らは基本的にこちらをアホだと思って接してきます。正論を言えば足をすくわれたような気持ちになるでしょう。そしてスマートに対処してそこを立ち去りましょう。
それもストリートスキルです。
四つ目
スケートボードを楽しみましょう。
自分より上手くないやつを見下す奴はカスです。スケートボードへの接し方は人それぞれ「あいつポーザーだぜ!」なんて事を気にしまくってる奴の方がポーザーなんじゃ無いかな?なんて思ったりします。
上達を目指して頑張って取り組むのもよし。ただ乗るだけで足の裏で感じる感覚を楽しむのもよしです。もし君が360キックフリップができても友達が初めてキックフリップを乗ったら興奮しませんか?
イエーイ!ナイスメイク!ってな具合で。
そこが素晴らしい所でもあるのです。
愛を持ってスケートボードと付き合って行きましょう。
最後に、もしあなたが仕事や勉強で忙しくても休日のスケートボードを楽しみにして過ごせれていたらそれは素敵な事です。
そしてスケートボードにはそれだけの魅力があるのです。僕はスケートショップをやってて少しでもその役に立ってたら嬉しいなーなんて思ったりします。
少しでも皆のスケートボードライフが有意義であるように願っております。
4回のコラムお付き合いありがとうございました。
村岡洋樹プロフィール
プロスケーター アーティスト
ストリートスポットを最大限に活用するクリエイティブなスケートスタイルでリスペクトを集め、独特のトリックセレクションでグローバルな注目を集める。ペインターとしても活動し、スケートだけでなく幅広くアーティスティックに活動している。アメリカフィラデルフィアのボードブランド traffic からシグネチャーボードをリリース、アディダスと契約し数々のビデオで活躍。浅草にてBEAT skateshop をオープンし精力的に活動。