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コラム

越後将平『第2回 寒冷地について』

2017/03/01 tag: 越後将平

混雑した海が苦手な自分が最近興味のある場所が日本国内にある。
場所は特定していないが北日本や冬なら日本海も条件次第で良い波でサーフできるチャンスがあるかもしれない。

宮城で生まれ育った自分は冬時期にブレイクする素晴らしい波に出会った経験が多々ある。
冬用ウェットスーツを用意し、ブーツ、グローブ、フードなどを身に着け、冬だとおおよそ2~3時間ほど規則正しくブレイクする波を満喫した。

体が冷え切る前に集中して、自分好みを波を探し乗る。
そのうちに体は冷え疲労も増し、海から上がると温かい食事をとり体を温め波が良ければもう1Rといったことを繰り返した。
時に車中泊で、年数回のブレイクを当てに行ったり、帰りは路面凍結で3倍近い時間がかかりながら慎重に移動したり、翌日も波が良さそうだと友人にお世話になったりと寒さを頭から離せばよい思い出ばかりだ。

その時に使用したウェットスーツはセミドライタイプで、厚みは全身5㎜、ブーツは7㎜、グローブは5㎜だったと記憶している。
今ではブーツ一体型のドライスーツにジップ有かジップ無しか選択でき、生地厚も5㎜もなく重たいと感じることはない。
更には浸水しにくいような工夫がブーツ、グローブまで施され快適度は増すばかりだ。

昨年、この時期にブレイクする素晴らしい波で快適にサーフできるように自分のイメージした製品が欲しくてウェットスーツの仕事をスタートした経緯がある。
暖かい場所に足を運びサーフするのも好きだが、寒さ厳しい場所でのサーフィンも視覚的にも、普段感じることができないサーフィンをすることができる。
何より寒いエリアは混雑知らずの場所がまだまだ十分に残されている。

もし混雑していたなら、自分が移動すれば貸し切りを満喫できるかもしれない。
ただ、準備するも物が夏、暖かい場所に行く場合と違い荷物は増え、大事な装備を忘れるとサーフできないことも予想される。
私が30年ほど近く前にサーフィンをスタートさせた時には考えられないほどウェットスーツは著しく進化している。

混雑のないサーフィンを求める方には寒さに自信のある方にはぜひ寒冷地を旅の候補にしてみてはいかがだろうか?
美味しい食事や温泉なども好きな方なら更に満足度はあがると思われます。

echigo photo

越後将平プロフィール
1976年生まれ宮城県出身、神奈川県在住
プロサーファーを経験しDusk suitsというウェットスーツブランドを2016年にスタートさせました。
これまで経験してきたことを製品作りに反映させ、サーフィンの技術や知識を関わりある皆様と共有できるブランドを目指します。 

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