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コラム

原田知美『第1回 Keep on Pushing』

2018/04/04 tag: 原田知美

harada photo

3年という月日が流れ、この写真を目にした人や私を知る人、この時の事について私の心情を本当に沢山の人に聞かれた。
ほとんどの人に、「この歳で信じられない。」と、口をそろえて言われた。
多くは語っていなかったので、今回このスノーコラムの機会にお伝えできればと思います。

3年前40歳の春。
私のスノーボード人生の中で、最大のトライを決行した日。
自分の中でずっと思い描いていた場所で写真を残す事。
それは誰かに言われたわけでもなく、何年も見続けタイミングを狙っていた場所。
年齢も若いわけじゃないし身体も昔の古傷だらけでボロボロの中だけど、どうしてもトライしたかった。
勢いや無茶ではなく冷静にジャッジし、私はこの日を迎えた。

harada photo

その日は、雲ひとつない快晴で最高の日だった。
現場へ着きアプローチとランディングをチェックし、怯む気持ちは全くなく写真を残せるイメージしか浮かばなかった。
カメラマンとの意思疎通、太陽の位置、気温も上昇する中、応援してくれてる様に飛行機雲が出て、焦る気持ちを落ち着かせ1発勝負の時が来た。
スタート地点に立ち対面の山しか見えず、イメージだけを頼りにオーリーして踏み切った瞬間、着地するまでの時間がスローモーションなくらい長かった事を今でも鮮明に覚えてる。

harada photo

着地が見えグラブをし続けていないと耐えられない程の滞空時間だった。
その反面、着地してからのスピートが半端なく早く、かなり下まで止まれない状況の中カメラマンと仲間の歓声が山に響き渡った。
自分を信じ緊張もあった中、張り詰めた気持ちが解けこみ上げてくるものがあった。
ほんの数秒の出来事だけど、私の人生にとっては絶対に忘れる事のない日になった。
写真を残せても残せなくても、自分で決断しトライした事は後悔にはならず自信に繋がると思う。
女性は特に、結婚や出産、年齢や生活環境などで自分の事を二の次にさまざまな事を諦めてしまう人がきっと多い気がする。
スノーボードは身体と体力があってできるスポーツですが、人生において諦めてた夢や実現出来ず後悔している人に、年齢関係なくトライしてもらいたい。
「もう年だから。。。」は自分に対しての言い訳かもしれない。
私のトライが誰かの勇気になり背中を押せたら!という気持ちが、私自身の背中も押してくれた気がします。
今日が人生で1番若い日。
これからもトライし後悔しない日々を、過ごして行きたいと思っています。
Keep on Pushing !!!

 

原田 知美(TOMOMI HARADA)プロフィール
1974年生まれ、新潟県上越市出身
スノーボード歴 26年
メディアを中心に活動。
1998年に、UG.(UNDER GROUND DESIGN GARAGE.)をスタートし、今年ブランドは20周年を迎える。
Facebook:https://www.facebook.com/tomomi.harada.7796
HP:http://www.the-ug.com/

 

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