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開催:2025年2月12日(水) 〜 2月13日(木) 会場:パシフィコ横浜詳細 »
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コラム

デガラシ(橋本大生)『第1回 DKCとDGC』

初めまして、この度インタースタイルのスノーのコラムを4回に渡って書かせていただきます、橋本大生と申します。
みんなからは「デガラシ」と呼ばれております。

そもそも、「誰?」と読者の方々もお思いかと。。なので簡単な自己紹介からはじめさせていただきます。
北海道はオホーツク興部(おこっぺ)町出身&在住。
幼少期から託児所がわりにスキー場に預けられ、8歳の時に7つ上の姉が飽きたスノーボードもらい横乗り人生が始まる。
当時身長は120cm程度、ゲットした板は145cm。。なかなかキャパオーバーのスノーボードが僕のファーストモデル。
でも当時は「自分の板が持てた」という事だけ大満足であった。そしてそこから寝ても覚めてもスノーボードの事ばかり考えるようになる。

また、同時にスノーボードのグラフィックの虜になり、コピー用紙やマイボード、肌着などに思いのままにペンを走らせる衝動的な遊びも覚えた。
そんな、2つの机上の空想と雪上の暴走をトライ&エラーで身に付け、気がつけば普通の生活には戻れない体になっていた。


デザイン風景

読者の皆さんにも必ずスノーボードのマイヒーローが存在すると思う。ジェイミーやターキンやロンやステファンやジェフやスコッティーやetc…
そんな中でも僕の中でのぶっちぎりのヒーローがDKC(デカチョウ)こと吉田尚弘であった。
(プロスノボーダーでグラフィックデザイナーで様々なギアの開発なども行なっているマルチな人物)


デカチョウさん

ブラウン管の向こうに見える鮮明ではない「くぐもった」滑り、ちょっと??人とは違う動きに。「これだ!」と思った。
そして何よりスノーボードだけではなく絵描きとしての作品にも「これだ!」と思ったのだ。
デカチョウさんの手がけるブランドhorizonの紹介でこんな事を言っていた。「カッコイイスノーボードをさらにカッコ良くするブランド」まさにその通りだった。
スノーボードとは性能もさることながら、グラフィックが乗ることによってさらにワクワクし所有欲が満たされている気がする。
いつか自分もそんな欲を満たせるような絵を描ける人になりたいとふんわり思った。

そんな雲の上の人に少しでも近づきたいという思いで、細い蜘蛛の糸を辿るようにスノーボードと絵を描く事を続けていった。
しかし、現実の社会の大きな斜面待ってはくれなかった。高校を卒業し、進学し、気がつけば僕は幼稚園教諭になっていた。。。
スノーボードでも絵でも何のリザルトも残すことができないまま。でも2つとも好きだったし、辞めるという考えは全くなかった。
夏は音楽の集いに足を運びライブペイントをして、冬は時間の空いた時にスノーボードをしていた。
そんなある時、デカチョウさんを含む数名で一緒にライブペイントを行う機会が巡ってきた。わくわくと緊張の2日間。。
その時は普段より良い絵が描けた気もするし、力み過ぎていつもの持ち味が出せなかった気もした。
謎の多幸感と背徳感に見舞われながら車を走らせ帰宅する途中。。。携帯にメッセージが入った。
デカチョウさんからだった。。「来季のhorizonのデザインしてみない?」驚きすぎて坂道で急ブレーキを駆った。そして多分、長ったらしい文章を返した。(そんな気がする)

そこから、しばらく音信不通。。。。。
そしてまたある日突然。。「デガラシ、前言ってた件よろしく〜」。
覚えていたんだ。。とほっと安心し、
デガ「いつまでですか?」と聞く。
デカ「ん〜なるはやで」。。。
デガ「了解です!」としか言いようが無かった。
そこからは必死で描いた。
そしてはれて「カッコイイスノーボードをよりカッコ良くする」horizonからTEEシャツをリリースする事ができた。


ホライゾンTシャツのグラフィック

そこから、な〜んとなく気にかけてもらい年に数回タイミングが合う時に一緒に滑り、イベントに誘ってもらい絵を描かせてもらったりしていた。
そんなある年、ホームセンターで雪板作りの材料を買いに出ていた先で、また先輩から連絡が来た。
デカ「デガラシ〜お願いしたい事があるんだけど〜」
デガ「もちろんです〜。」
デカ「板のグラフィック描いて」「急ぎで〜」
そこからは思考が停止し、買うはずであった雪板の材料を全て戻し、広いホームセンターぐるっと2周した。
(それ以来雪板を作ることはなかった)そして落ち着いたところで
デガ「も、もちろんです!でどのくらい急ぎですか??」
デカ「1ヶ月くらい。」
デガ「了解です!」またしてもそうとしか言いようがなかった。

そこからは前回以上に必死で描いた。このチャンスを逃すと一生出会うことのないチャンスだ。
身長120cmだったグラフィックオタクの少年が思い描いていたふんわりしたものが今現実として目の前に現れたのだ。
寝る間も惜しみ。。何度も描き直しボツられる。焦る。。
そんな中で、何の欲もなく自分が乗りたいグラフィックを提案した。すんなりオッケーが出たのだ。


板のファーストデザイン

そこからもう5年、板のデザインをしている。そして気が付けば先輩にチャンスをもらい見習イダーになり、正式にライダーになった。
(カタログにはtaiki h shimotoと、aの文字抜けているので自分かどうか定かではないが。笑)

リザルトは愚か、大会にも出てない、絵の勉強もしていない僕がこんなにイイ景色を見れたのは他でもないDKCのお陰なのだ。
感謝してもしきれないほどである。
なかなか面と向かってそんな話をすることがないのでこの文章に書いた。。が先輩の目に届かない事を願っている。

話は飛びに飛びましたが、僕はスノーボーダーでグラフィックデザイナーでコーヒー牛乳屋のオーナーで元保育士。
そんな簡単な自己紹介でした。


UNITクルーとケイフォトさん

※第二回は「スノーボードと幼稚園教育」についてです。堅苦しい題名ですが、中身はそんな事ないです。。。。

追記 最近、周囲の先輩方がDKC(デカチョウ)をもじって僕をDGC(デガラシ)と呼ぶ。。。
本当に辞めてください。恐れ多いので。。笑

 

デガラシ(橋本大生) プロフィール
1987年オホーツク興部生まれ&在住。
幼少期よりスノーボードに耳まで浸かる。
スノーボードと同じくらいコピー用紙の裏が好きな思春期を過ごし、
気が付けば「デガラシ」としてアーティスト活動を開始。
「UNITmfg」「GREEN CLOTHING」「horizon」「BBAskate Club」グラフィックデザイン担当。
スノーボードブランドUNITmfgではデザイナー兼ライダーも務める。
2022年より地元興部にコーヒー牛乳と洋服とスノーボードの店「CLC」をオープン。
・INSTAGRAM
 個人:@degarashi_okp
 ショップ:@city_lights_coop_okp

 

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