「さっちゃん、インタースタイルのコラム書いてみらん?」(博多弁)
とバトンを渡してくれたのは、ストリートというフィールドで表現し続けるMiyonちゃん(CAPITA)。
コラムの執筆は初めての経験ですが、精一杯取り組みますので、皆さん、よろしくお願いします!
これまでにもワクワクするきっかけをたくさん与えてくれたMiyonちゃんとのストーリーを語ってみたいと思います。
はじまりは、私がライダーとしてスポンサードされることを迷っていたとき。
当時、ありがたいことにいくつかのスノーボードブランドやスノーボードショップから、声をかけてもらっていました。
そうやって声をかけてもらったことで、プロライダーとして活躍したい気持ちが強くなると同時に、
自分が信じるかっこいいスノーボードをもっとしたいと思うようになりました。
そんなとき、「さっちゃん、DIMITOのライダーになってみらん?」とお誘いを受けました。
(たしか、MiyonちゃんとKarinちゃん(RIDE)と、渋谷でボウリングして、
プリクラ撮ったあとに、サーティーワンアイスを食べていたとき。懐かしい。)
DIMITOは韓国発のスノーボードウェアブランドですが、その頃、まだ日本では販売していませんでした。
「これから日本で流行らせるために、一緒にDIMITOの普及していかん?」
その言葉で、Miyonちゃんとストリートで撮影してみたいと思い、DIMITOのライダーになることを決めました。
理由は、その時、自分が信じるかっこいいスノーボードがストリートの中にあったから。
絶対にいい刺激がもらえるに違いないと思いました。
これまでに、一緒にストリートで撮影するタイミングは何度かあり、その度にいい刺激をたくさんもらっています。
あの時の私の選択は間違っていなかった、そう確信しています。
Miyonちゃん、いつもいろんなきっかけをありがとう。
Miyonちゃんのコラム、とてもおもしろいのでぜひチェックしてみて欲しいです。
これからも表現者としても、友達としても、リスペクト。
Miyonちゃんとのストーリーを熱く語ってしまいましたが、初回のコラムなので、最後に自己紹介をしたいと思います。
↑2021-22のDIMITOのウェアです。
雪国、秋田県出身、3歳の頃から冬はスキーをして遊んでいました。
小学校から大学まではバスケに明け暮れ、インターハイ、国体、インカレ、オールジャパンに出場しました。
今思えば、ストリートの鬼ストンプにも負けないフィジカルと、限界を超えそうな程の恐怖感に打ち勝つメンタルは、
バスケで培った経験が生きている気がします。
このスポットのストンプ具合と、着地が見えない恐怖感はやばかった。もう無理だって諦めかけたけどなんとかメイク。
スノーボードを始めたのは、19歳のとき。
スキーをやっていた頃から大好きだった雪の感覚を思い出し、一気にスノーボードの魅力に憑りつかれ、
冬は、朝サーフィン、昼大学、夕方部活、夜ナイターという、だいぶクレイジーでハードな生活を送っていました(笑)
スノーボードを始めて間もなく、カナダウィスラーを訪れ、壮大なビッグマウンテンで繰り広げられる
スノーボードに心動かされ、自分自身も人の心を動かすスノーボーダーを目指したいと思うようになりました。
現在は、ストリートとバックカントリーという2つのフィールドで、ARBOR SNOWBOARDSと
DIMITOのライダーとして活動しています。
とにかく自分が信じるかっこいいスノーボードをし、地道にスノーボードに向き合いながら
表現者として生きている次第です。
そして、スノーボードが生活の一部となると同時に、自然に向き合うことも生活の一部になりました。
ストリートで撮影のスポットを選ぶとき、バックカントリーで滑るラインを選ぶとき、いつも天気と、雪と向き合います。
毎日のように自然と向き合う中で、敏感に地球温暖化による異常気象や気候変動を肌で感じるようになりました。
街に降る雪は年々少なくなり、ストリートの撮影ができなくなるのはおろか、
スノーボードができない時代が近いうちに来るかもしれない。
そんな思いを巡らせてるうちに、活動フィールドである自然を少しでも守りたいという思いから、
環境保全に繋がる具体的行動として、スノーボードの活動と並行して持続的で多様な生き方を可能にする
"自伐型林業"を知り、取り組み始めました。
2019年、スノーボード、自然に対する考え方、森林の活用などをさらに深く知るために再度、カナダへ渡りました。
帰国後、アスリート・アーティストなどの表現者をCREWとして募り、
一般社団法人ディバースラインの代表として活動を開始。
現在、私はDIVERSE LINES CLUBのCREWとして、時間や場所に捉われない自由なライフスタイルで、
自己実現を目指しながら、自然を守る活動に取り組んでいます。
1年間住んだカナダでさらに自然に対する思いが深まった。
こんな感じで、結局自分が好きなことを続けるために、自分が信じた道を進んでいるだけです。
ストリートやら林業やら、やってる内容はハードだけど人生充実しています。
これからもハードにやっていきたいと思います(笑)
ここまで読んでくれた皆さん、ありがとうございました!