こんにちは!
あっという間の最終回となりました。
今回は我が家に下宿している中学生ガールズサーファーについて書かせていただきます。
春休み・ゴールデンウィーク・夏休み・冬休み等、長い休みの時に千葉でサーフィンをしたいという学生を対象に、サーフィン合宿を開催しています。
この夏、沖縄から初参加してくれた中学1年生の女の子「アンジー」
なんとアンジーは、夏の千葉合宿以前は、昨年開催された全日本サーフィン選手権会場の生見でしかビーチでのサーフィン経験が無いという強者。日本といえばビーチのイメージですが、日本も広いってことなんだなぁと感じました。
沖縄=綺麗な海=リーフ=いい波
そんな故郷、親元を離れ、コンペティターが集まるこの千葉へ単身移住を決めたアンジーは、まだ中学一年生。
すごい決断だと思います。
夏休み、空港で待ち合わせ、初めて会ったアンジーはとても大人しく口数少なく控えめな雰囲気。合宿に来る他の中学生高校生ガールズサーファーたちと仲良くできるかな?困ったことがあった時、相談してくれるかな?、、、たくさんの不安がありました。
が、2日ほど経つと本来の元気な姿を見られるようになって来て楽しい夏休みのサーフィン合宿を過ごせているようでした。
千葉でサーフィンして大会を廻りたい。
プロサーファーを目指したい。
そんな話しが出るようになり、「家族で移住できるといいね。」と声を掛けたところ、アンジーは「やるなら一人で引っ越してきたい!」はっきりと意思強く答えていました。
私も家族も、「アンジーなら受け入れたいね!」と意見も合致し、下宿生と受け入れることとなりました。
「単身下宿生として引っ越してくるなんてすごいね!」と、びっくりされます。
水泳やサッカー、陸上などのスポーツは、中学生が単身寮に入ってスポーツに打ち込んだりというのはよくありますが、サーフィンはまだまだ遅れているのかもしれませんね。
今回の東京オリンピックの追加種目となったことで、また色々な分野で劇的に変わって来ることでしょう。
アンジーは4人兄弟の末っ子、兄弟の中で唯一サーフィンする子供。
サーファーであるお父さんの影響でサーフィンを始め、沖縄ではいつもお父さんとサーフィンをしたようです。
千葉へ送り出すにあたり、いつも一緒にサーフィンをしていたアンジーが居なくなるのは、とても寂しい気持ちもあると思いますが、全力で応援してくれています。
お母さんやご兄弟の皆さんも、寂しい気持ちを抑えながら応援してくれています。
当の本人はと言うと、周りの葛藤を知ってか知らずか、学校や友達・サーフィンにスケボーと、楽しく忙しく毎日を過ごしています。
少し前までランドセルを背負った小学生だっとは思えないくらいしっかりしていて、前向きに目標に向かって進んでいるようです。
千葉でのサーフィンライフは、同世代の上手いガールズサーファーに刺激を受け、切磋琢磨しながら練習しています。
そして、我が家の一人娘の「こなみ」にもいい影響を与えてくれているアンジーに感謝。
手探り状態の偽家族ですが、皆さん、海でお会いした際には宜しくお願い致します!!
気軽に声を掛けて頂けると嬉しいです(*^^*)
全4回、なんとなくダラダラと書かせて頂きましたが、お付き合いありがとうございました。
元プロサーファー 大江なぎさ
大江なぎさ プロフィール
JPSA公認プロサーファーとし10年程活動後、長女を出産。妊娠出産を機にプロを引退。
現在は家族でサーフィンを楽しみながら、アマチュアコンペティターとして夫婦でNSAの試合を転戦。
メインスポンサーはアメリカ発のブランドBUELL。