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コラム

片山千夏『第2回 ボディーボードの技』

2020/07/15 tag: 片山千夏

今日はボディーボードの代表的な技について、書かせて頂こうと思います。

今回はスピン。
波に乗っている途中で、両足をクロスするように持ち上げながら身体とボードを同時に180°回転する技です。回転する前に前方へ大きく乗り込みながら両足を上げるので、ボードの後方にかかっていた体重が全て無くなり、波の力を借りてボードの後方をスライドさせます。またボードのスライドと同時に、バレエやフィギュアスケートで回転する時と同じような感覚だと思うのですが、目線やヘッドムーブを使用して回転を手助けします。それによってライディング中に180°の回転をする事が出来ます。

Katayama Chinatsu Photo

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Katayama Chinatsu Photo

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簡単に説明するとライディング中に180°回転するだけですが、本当は奥が深い技です。
波のトップで回転したり、反対にボトムで回転したり、はたまた中腹で回転したり。回転自体も右回りだったり左回りだったり。スプレーを出しながら回ったり波風立てず回ったり。本当に色々なのです。

ではどれが1番難易度が高いのか、と言われると返答に困ってしまいます。なぜなら回り方の他にも波の質や滑っているラインに合わせて、その時に合ったスピンをすることが重要です。例えば速い波であれば、波のトップに向かいながらクイックに進行方向へ回らないと次のライディングに繋がりません。逆にゆっくりとした波であったら、進行方向と逆回りに回り、サーフィンのカットバックのようにパワーゾーンに戻るタイプのスピンが必要です。

波の質や状況をみて、その時に合った場所で、その時に合った回転方向のスピンをする。スピンという技の質ももちろんですが、波の全体を読む能力も必要な、とっても難しい技です。
スピン自体が苦手な人もいるし、スピン自体は綺麗だけど波を読めない人もいます。またスピンの位置によって必要なスキルやボードコントロールは全然違うので、難易度は人それぞれです。
回っているけれどスープに捕まったり、パワーゾーンから出てしまっているよりかは、見ていてスムースであったり、パンチを感じさせるようなスピンをしていたら上級者と言えます。

スピンという技を知っていた方の中に、ここまでは知らなかった方が多くいるのではないでしょうか。
これからはボディーボーダーのライディングを見る時に、スピンに注目して違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。また、ボディーボーダーの方々は、より格好良いスムースなスピンが出来るように、波の全体を見ながら回った後のことを考えて技をしてみて下さい。

次回はエルロロという技について書かせて頂こうと思います。次回も是非楽しみにしていて下さい。

Katayama Chinatsu Photo

 

片山千夏プロフィール
1991年、千葉県にあるサーフショップ、OCEANZONEの長女として産まれる
20歳から本格的にボディーボードを始める
2016年にはNSA年間グランドチャンピオンを獲得し、翌年にはプロ資格を取得
2020年にはBe-Zel bodyboarders teamを結成し、ボディーボード普及活動にも力を入れている
プロボディーボーダーの他に理学療法士の資格を持ち、病院でリハビリの仕事にも従事している

 

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