早いなぁ~2週間は。
さて第二回目は自身のスケートキャリア及びスケートフィルマーとして広がっていく世界を書いていこうと思います。
2002年頃にスケートショップinstantに行くようになってて、手に入れたばっかのVXで撮ったスケート映像を本間さんに見てもらったんだよなぁ、今思えば何で見せたんだろ?マジ恥ずかしい。何でもないフラットでのラインとか。
スポットは亀中とかSSP(ローカルスポット)や田町だったと思う。
そしたら本間さんったらイキナリinstant10周年ビデオの撮影やらない?って。
ビックリしたけど、よろしくお願いしますって感じで、最高の機会を頂いてしまったのです。
その頃でもインターネットはあったけど、スケートの情報はまだ雑誌とビデオがほとんどで、チャンスがないとリアルは知れなかった。
カルチャーに憧れが強い自分としては雑誌やビデオに出てる強者達とスケートが出来て撮影もできるかもとワクワクしていた。
反面、引き受けた事にビビる気持ちも正直あった。
忘れもしない埼玉スタジアムの撮影、初めて少し離れた場所への撮影に緊張しながら行ったのを覚えてる。
そこには、赤熊君と何人かのスケーターがいた。
(うぉ~赤熊プロだぁ~的な)
もちろん赤熊君はCOYAさん(CHOICE)が撮影し、自分達は別部隊で二手に分かれて撮影してた、自分達が終わり合流するがとにかく緊張してまともに話せなかった。
あの時のCOYAさんは忘れないなぁ~(笑)厳しかったな~(笑)。今じゃとっても可愛がってもらってます。
COYAさんはカメラの師匠です。そして赤熊君は今でも一緒に滑る、二人とも大好きな人です。
憧れの赤熊プロ、後の師匠COYAさんに出会った決して忘れない一日だった。
それからはホント撮影した。
今回コラムの機会をくれたhigo-vicious君、池ちゃん(tizz)、岡田 晋君も撮影を介して紹介してもらった、ほとんどの撮影に本間さんが同行してくれてた。
他にもマサくん、チンネン、天ちゃん、かつみくん、サトル、遠藤・・・みんな紹介してもらって良く10人超えで撮影に行ってた。
撮影期間は2年くらい。
みんな仕事しながらだったから夜も撮影したくて照明用に借りたりしてた発電機も自分で買い、50m位のラインなら全然撮れるくらいの装備になってた。
一生懸命やったトリックがメイクした結果、5秒とかラインでも15秒位。
ビデオに集約されてるものが全てではなく、実際にメイクまでのプロセスを肌で感じると、現場は酷しい時もあるし少し悲しい感じもする。
しかし嫌にはならず、どんどん好きになっていき、スケート撮影のアドベンチャー感がホント性に合う。
自分の全行動範囲から見付けたスポットに何時・何のトリックを・誰にみたいな感じで、街は全く別に映るようになっていく。
撮影期間が終了し、編集にも関わらせてもらえて、チャーさん(bftc)の編集によるinstant10周年ビデオが2005年に完成。
チャーさんに即弟子入りして、編集・DVD製作を教わる。
スケーター好きで、スケーターを取り巻くカルチャーが好きな自分にとって、撮影してる現場は刺激的で楽しかった。本当にスケーターはカッコいいと感じてた。
また、別の場所や色んな人と滑ってると自然とスケートスキルも向上した。
この貴重な一本のビデオ製作に関われたのは凄くラッキーだったと思う。
この経験をして、やはり思うのです。
「自分のビデオが作りたい」
第三回は自主ビデオについて書きたいと思います。またよろしくお願い致します。
玉木雅和プロフィール
1978年生まれ
instant所属
sitamati film スケートフィルマー