先日インドネシアのジャカルタに行った。
いつものことだがその土地のものを食べるまでいささかナーバスになっている。
ソウルフードを食べる、腑に落ちる、まさに落ち着く。
13歳で乗り出したスケートボードは今年で31年目のスケートボーダー早川大輔と申します。
始めた頃、その楽しさや奥深さに魅了され時間の感覚が無くなるほど夢中で滑り狂っていた。
ジャカルタに行った目的以外に楽しみにしていた事、それはジャカルタのスケートシーンに触れる事、ローカルとのセッションだ。
出来たばかりのパークに連れて行ってもらえた。正直、裕福とは思えない子供達でごった返しているじゃないか、90\%は板を持っていない、裸足の子も少なくない。
そんな子供達をすり抜けオーリーでギャップを越え、レッジでバックテールスライドをメイクすると浅黒く柔らかい手が伸びハイタッチしてきた。凄くキラキラした眼で見ている。ジャカルタに触れた。触れてグッと来た。この子達は裕福ではないかもしれない、しかし心はとても豊かだ、スケートボードを豊かな心で楽しんでいる。始めた頃の自分も同じ眼をしていただろう。お金が無くて貧乏でも心の貧乏はするなと母親によく言われたもんだ。
途上国、上がっている途中の国。
良い言葉じゃないか、日本はどうだ?
十分とは言えないが、上手いスケーターもパークもシーンもある、歴史だってある。
先進国か?
それ故豊かな心でスケートボードを楽しむ事については途上国に戻ったのかもしれないな。
誰かの為に滑るなんてゴメンだね、金やフェイムなんかクソ喰らえ!
俺のスケートは俺のもんだ
スケートボードは裏切らない
沢山の真実を教えてくれるスケートボードを信じてる
なんでも良いんだ
眼をキラキラさせられる事を一つ見つけて欲しいと願う
早川大輔プロフィール
東京下町生まれ スケートボーダー
スケートボードから学んだことを人生の哲学とし、次世代の育成と称しながらも自らのスケートボーディングを進化させようと日々プッシュしている。