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コラム

源純夏『第2回 SUPの魅力』

2019/09/18 tag: 源純夏

「オリンピック選手は運動神経がズバ抜けていいからなんでもできる」これは大きな誤解です。私がSUPを始めた頃の下手さはちっちゃいおっちゃんの一押しネタとして扱われています。そもそも水泳を始めた小学校1年生の時から他の人が3日でできることが私の場合1週間はかかるというような不器用な子どもで、その子どもが大きくなったからといって不器用が治るわけではなく、SUPを始めた最初の頃はとにかく落ちまくる。静水面でも落ちまくり、ちっちゃいおっちゃんに心配されたものです。

年々認知度が上がってきているSUPですが、スポーツ経験がない人でもSUPならやってみたいと体験スクールにやってきます。私たちファンライド徳島のホーム(リバー)は徳島市の中心部を流れる新町川、その新町川と繋がっている助任川を結ぶと1周約6kmのコースとなり内側の中州はひょうたん島と呼ばれ地元の人から親しまれています。このひょうたん島でスクールやクルージング、漕ぎ練習をしています。

minamoto sumika photo

ひょうたん島は街と川が近いのが特徴で、スクールの最中にも遊歩道にいる人から声をかけられて陸上と水上で井戸端会議が始まり、それがきっかけでSUPに挑戦される人も少なくありません。毎年クリスマス時期には「ひょうたん島サンタップクルーズ」を実施しています。徳島県内外か50名を超えるパドラーがサンタクロースやクリスマスにちなんだ衣装を身にまとい、お菓子の入ったボールを沿道の人に投げ渡しながらクルージングをしています。2019年のクリスマスも8回目の実施が予定されています。

波や風や激流のハードなコンディションにチャレンジする高揚感や楽しさも大好きですが、街に溶け込んでいる都市河川で得られるSUPの魅力も素晴らしいものがあります。どんなゲレンデでも楽しみ方がある受け皿の広さがSUPの人気の高さなのではないでしょうか。

そのSUPの楽しみ方のひとつとしてレースへの挑戦があります。大会にもよりますが10キロ前後の長距離を漕ぐ、水の上のマラソンという表現がぴったりだと思います。最近では若手選手がどんどん増え、世界の舞台で活躍する選手も誕生し、一部では時期オリンピック競技か?と言われているようですが、それだけ注目度と成長度が大きいということでしょう。

minamoto sumika photo

私もNSP JAPANライダーとしてレースシーンに挑戦しています。水泳とは違ってレース時間も長いし、景色や風や水の変化もあり、なにより喋れる。時々心の声が漏れ出すこともあります。水泳選手のときはトップを泳ぎカッコよくいることを意識して苦しむこともありましたが、SUPの世界ではカッコ悪くてもいいからとにかく全力で漕いで楽しもう!と思っています。

まだまだ新しいスポーツであるSUPレースなのでこれから始めても、他競技から転向しても日本のトップや世界への扉へのチャンスがあります。またレースに出場してより速く漕げることやあの人に勝ちたい!などの目標があるとSUPライフがさらに充実したものになりますよ。

 

源純夏プロフィール
1979年5月2日(40歳) 徳島市生まれ
八万小学校-八万中学校-城南高校-中央大学法学部卒
1996年アトランタオリンピック
 50m自由形 12位
 100m自由形 予選落ち
2000 年シドニーオリンピック
 50m自由形 8 位
 100m自由形 7 位
 4×100mメドレーリレー 銅メダル

徳島ライフセービングクラブ代表
徳島県水泳連盟理事
チームNSP

日本ライフセービング協会
サーフ・アドバンス・ライフセーバー
大阪ライフサポート
PUSH 認定インストラクター
SUPA 公認インストラクター

 

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