こんにちは。バックカントリースノーボードガイド・登山ガイドの松本省二です。
AK457のチームメイト保坂 亮馬くんからお話をもらいコラムを書かせてもらいます。
1回目は自己紹介をさせてもらいます。
自分はバックカントリースノーボードガイドとして白馬、妙高、谷川、蔵王、秋田、知床等、日本全国のバックカントリーエリアをご案内しています。また、日本雪崩ネットワークの講習会講師や通訳を務めています。
現在の活動に至るバックグラウンドは、カナダでの滞在が大きなウェイトを占めています。
1999年~2002にカナダのウィスラー、ファーニー等に滞在しスノーボードを楽しんでいました。
俗に言う「スノーボードバム」ですね(笑)。
当時はハーフパイプやビッグジャンプ、ジブが過熱していて、自分もパークに入って楽しんでいました。
同時に良い雪、斜面、地形を滑る楽しみも知り、少しづつフリーライディングを楽しむ時間が増えて行ったのを覚えています。
良い仲間や先輩たちに恵まれていたのもあり、徐々にバックカントリーに足を踏み入れ始め、山の装備、技術、知識の基礎を学ぶようになりました。
2003年以降は日本をベースに活動し、スノーボードガイドとして日本各地のガイド会社で経験を積ませてもらいました。
また日本雪崩ネットワークの講習会講師や通訳を務め、現在も担当させてもらっています。この頃に友人・先輩ガイドにガイドとしての基礎を学ばせてもらったと思います。
2008年にはカナダ雪崩協会でインターンシップとして2ヶ月間従事し、カナダの雪崩予報の現場を肌で感じる事のできる非常に貴重な経験をさせてもらいました。カナダのレベルストークという町にオフィスがあり、この年にレベルストークスキー場が営業を開始しました。
この小さな町にはスキー場以外にも、スノーモービルエリア、ロジャースパスという広大なバックカントリースキーエリア、複数のヘリスキー・キャットスキー会社等があり、撮影に来るプロライダー、スキーパトロール、ヘリスキーガイド、雪崩予報官等の雪関係の人々が多く集っていて非常に刺激的でした。
それぞれの職業のプロフェッショナリズムの意識の高さ。
コミュニティに対しての尊敬の念と貢献の活動。
深い経験と知識がありながらも、他所の国の駆け出しの自分の問いかけに真摯に答えてくれる懐の深さ。
素晴らしい環境だなと心の底から思いました。
2010年北海道紋別郡遠軽町観光協会白滝支部主催によるTENGU Snowcat Tours(現TENGU Cat-Ski Guides)を設立をさせてもらいました。
キャットオペレーションの構築、運営、スノーボードガイド、キャットオペレーターとして携わらせてもらいました。
この話を頂いた時に、カナダのキャットスキー会社「Bald Face Lodge」の立ち上げを行ったガイド、John Bufferyにアドバイスをもらいに行きました。
また他にも熟練のヘリ・キャットスキーのガイドの友人達にアドバイスをもらった事が非常に役にたった事を覚えています。
現在はガイドとしての次のステップを目指す時間が必要なため、
個人ガイドとしてバックカントリースノーボードガイドと登山ガイドをさせてもらっています。
登山ガイドとしては1年を通して、夏山だけでなく、雪山もご案内しています。
雪山登山のガイドの時は下りは歩いて降りていきます。
滑走目的でのみ山に登る方には信じられないかもしれませんが(笑)
歩いて山を下るのも、滑るよりも景色がゆっくりと流れて楽しいですよ。
次回はバックカントリースノーボードガイドという職業について書きたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
松本省二プロフィール
1977年生まれ。バックカントリースノーボードガイド・登山ガイドとして、1年を通して活動。
滑走のガイドエリアは白馬、妙高、谷川、蔵王、秋田、知床等、日本全国をご案内している。
<スポンサー>Deeluxe,Burton AK457
<所有資格>日本山岳ガイド協会認定スキーガイドステージⅡ、登山ガイドステージⅡ、日本雪崩ネットワーク雪崩業務従事者レベル2
WEB:http://shoji-m.com/index.html
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