第3回のコラムでもお伝えしましたが、
ブランドを初めてから20年という事は=年齢も20歳重ねました。
無我夢中で思い起こせばあっという間な気もすれば、
楽しいことも大変だったことも沢山あり過ぎて、正直感極まるところもあります。
ブランドを立ち上げ、ただアイテムを作り月日が経ったのではなく、
20年の間にはさまざまな活動がありました。
メインデザイナーであるMADBUNNY(高田昭義)は、2005年ロンドンで個展を行い高い評価をもらいました。
同時にロンドンでのアートクルーの一員となり、毎年ロンドンやベルリンから個展開催オファーがあり、世界中を飛び回りながら2008年に「BYSDNTCRY.」というMADBUNNY個人の発信を行うアートレーベルをスタートさせ、現在までに3冊のアート作品集を世界でリリースしています。
この頃から、他ブランド様や企業様からコラボデザインの依頼が多くなり、スノーボードやバインディング、小物など様々なジャンルのブランドやメーカーさんよりMADBUUNYデザインのアイテムがリリースされ、目にする方も多くなったと思います。
2010年からはUKクルーとして、フジロックフェスティバルやグラストンベリー等でアートデコレーションを担当しているUKアートチーム唯一の日本人アーティストとなり、フジロックxタワーレコードさんが販売するグッズのデザインも担当しています。
今年2018年も先日発表となりました。
彼も同じくプロスノーボーダーであり、この動きの中でブランドアイテムのデザイン・ディレクターを務めています。
ステッカー・Tシャツから始まったアパレルブランドですが、メインデザイナーはアーティストとしても活動し、ウィンターシーズン以外は海外での生活です。
10年、20年と、目まぐるしく月日が過ぎましたが
変わらないところもあります。
ブランドアイテムは初年度から今でも同じ工場で生産しています。
Tシャツのプリント工場さんは、20年も経てば代も変わり職人さんの腕は引き継がれています。
今でも出荷作業まで私達ライダーの手で行っています。
今年は、
初年度にリリースしたレインボー柄のTシャツをはじめ、人気のあったデザインのTシャツを復刻しました。
また20周年記念アイテムとして、スケートボードとスノーボードもリリースしました。
プロライダーでもあり、作り手でもあり続けている私達が20周年記念ボードや復刻Tシャツをリリース出来た事は、
ここまで20年間支えてくれたファンの方々や関係者の皆さまのお陰です。
冬も終わり。
これから暑い夏が訪れますが、
今年の冬、雪山で20th記念ボードを見かけるのを楽しみにしながら次のシーズンを待ち遠しく、ブランド21年目も頑張りたいと思っています。
至らない文章でしたが、全4回ご覧頂きありがとうございました!
原田 知美(TOMOMI HARADA)プロフィール
1974年生まれ、新潟県上越市出身
スノーボード歴 26年
メディアを中心に活動。
1998年に、UG.(UNDER GROUND DESIGN GARAGE.)をスタートし、今年ブランドは20周年を迎える。
Facebook:https://www.facebook.com/tomomi.harada.7796
HP:http://www.the-ug.com/