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COLUMN |
SURF COLUMN 2015/2/16 |
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『タイロンカップ』
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私が経営するサーフショップで年に一度 大切な催し物がある
それは「タイロンカップ」と呼ばれるSHOPが主催するサーフィンコンテストだ
お店に所属するチームメンバーの為のコンテストであり
小規模なアットホームな 運動会の様な楽しい大会です
今年で17回を数えるこの大会は 過去16回の歴史がある
もちろん毎年 優勝者が生まれその栄光に一喜一憂する
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話しは過去に戻るが そもそも何故 このようなコンテストを行うようになったかは
私のサーフィンライフに大きな影響を与えたからだ
高校一年生でサーフィンに出会った私は同級生と近所の老舗サーフショップの門を開き
当時チームのリーダーだった岡本卓三氏(タクさん)に熱心に指導して頂いた
「上達してコンテストに出場しよう」
エンジョイサーフィンか?コンペティターか?
右も左も分からない高校生の私たちにタクさんが言った一言で
私はコンテストに向けた練習方法を習い ライバルの同級生に負けない様に
一生懸命波を追いかけた
初めて出場したコンテストは今でも覚えている
一回戦、5人中5位で負けたのだ
悔しくてその場でサーフボードを折って、バーボンウイスキーをラッパ飲みした
と言うのは嘘で 本当は楽しくてヘラヘラ笑って 先輩に怒られた
その後も何度も何度もコンテストに出場しました
会場の雰囲気が好きで 勝って褒められたかったし 皆と笑って楽しかった
本当に楽しくてしょうがなかった
30年以上経った 今でもその気持ちは変わりません
基本はその時の 少年の頃の気持ちで 心から楽しもうと思っている
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現在はまた 違った立場に居る 私はコンテストに出場もし続けるが
仲間に「コンテストを楽しんでもらいたい」という思いが 毎年この大会を開催する理由です
タイロンのコンテストは基本理念が「皆で集まって一日楽しもうよ!」と言う感じで参加を呼び掛けている
負けても良い、下手でも良い、年齢なんて関係ない
とにかく楽しければ良い!
悔いが残らぬよう 波を追いかけてライディングすればきっと楽しいはず
楽しく競う 海の運動会の様な そんなコンテスト
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しかし真剣に遊んでもらいたいので
一流のジャッジ、一流の運営システム、トッププロサーファーの模範演技、
そして一流の撮影クルーを用意した
下は小学生から上は60歳オーバーまで世代を超え
サラリーマンも学生も大工も会計士も銀行マンもOLも車屋さんもプータローもみんなで楽しい思い出を作りたい
(タクさんは今でもこの大会に出場しています)
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サーフィンの神髄はコンテストでは無いことは充分理解している
気の合った仲間と良い波をシェアして ライディングを楽しむのが最高だと思う
しかし 仲間内でコンテストを楽しむのはまた違った良さがあり 自意識にも刺激が生まれます
みんなのサーフィン上達のカンフル剤に成れたら、友達作りのきっかけに成れたら嬉しいなと心から思います
この動画はビラボン社が製作し 青木ハジメ氏に撮影して頂いた20分弱のムービーです
これがタイロンカップの全てです
どうぞじっくりご鑑賞下さいませ!
画像提供;サーフィンレップス Naoyuki Hasegawa
http://photo.surf-reps.com/photo/2014/11tyroncup/
※「タイロンカップサーフィンコンテスト」を開催するにあたり
多くの関係者、南房総サーフィン協会、ローカルサーファーの皆様の多大なるご協力に感謝いたします。
本当にありがとうございました
豊田 泰史
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