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 COLUMN
surf columnSURF COLUMN 2014/5/21  

間屋口香(マヤグチカオリ)
海のそばで育ち、中高校はマウイ島・オアフ島で過ごし波乗りの虜になる。
アマチュア全日本タイトル、プロ転向後3度のグランドチャンピオン、
WQS2008年ランキング23位をおさめ、2010年25歳でコンペティションを引退。
2014年今年からキッズ無料サーフィンレッスンをスタートさせる。
Sponsors:ROXY, Smac Surfboard, Tools, PavilionSurf, SnipeSports, CocoSunshine
Blog: http://www.roxyjapan.jp/blog/kaori/
FacebookPage: https://www.facebook.com/kaorisurfing
1回目 2014/4/2 『「Surfer」ってなんだろう? 』
2回目 2014/4/16 『Right time Right place..』
3回目 2014/5/21 『Never go Never know』
4回目

2014/6/4

『Last man surfing』

『Never go Never know』

自分の知らない新しい土地へ行くのも好きだけど、
繰り返し同じ所へ戻ってくるのもすごく好き。
海外サーフトリップは大好きだけど、
日本国内トリップも同じくらい好き。
なぜボードを持って旅に出たくなるのだろう?
深く考えたことは無いけれど、「好奇心」から全てがスタートしているのかな。
格好良く言うと、「そこに波があるから」!?

四国に住んでいると、一番近い空港まで車で2時間、
関空までは、明石大橋を渡りトータル4時間半。
海外への航空チケット、ホテル、レンタカー、食・・・
考えてみると、とても気軽に海外サーフトリップには行けないのが現実。
でも、本当はサーフトリップは簡単に行けるもの。
私は海の近くに住んでいるため、いつも入るポイントはだいたい決まっている。
そんな私にとって、いつもとは違う少し離れたポイントに行く、
もうこれ自体がプチサーフトリップ。
隣の県に波乗りに行こう!なんてなれば、
毛布と枕、クーラーボックス、釣り具などなど、
自分の居場所がなくなる程の沢山の遊び道具を車に満載にし、
自由で豪華なサーフトリップのスタート。

昔は海外旅行に行って色んなものを見て感じたい、
そんな気持ちがずっとあったけれど、
実は隣町、隣の県、日本の中にだってまだまだ未知の世界が溢れている。
関東から関西に遊びに来た人は、大阪は外国に感じるらしい。
小さい日本だけれど、場所によって言葉、食、人のテンションまでもが違ってくる。
海も数キロ走るだけで砂の色、海の色、生息する植物など、表情が変わっていく。
サーフポイントから離れた場所に住んでいるサーファーにとっては、
もしかしたら週一の波乗りがサーフトリップなのかもしれない。
モチベーション次第では、毎週海外旅行に行っている感覚なのかもしれない!?

旅に出ると、今まで知らなかったこんなに素敵な場所があり、波がブレイクしている。
また新しい空気吸い、光を感じ、人と接する。
新鮮で、刺激的な新しい世界。
それを知ることができただけで、素晴らしい経験をしているはず。
たまには気分を変えて、1歩違う場所へ踏み出してみるのも良いかもしれない。
特に女性は自分一人で海に行く、ということが少ないけれど
一人で行ってみると、今まで気づかなかった波乗りの楽しさや、自分のリズムを発見できる。
女性一人で海に入れば、海の中でも周りが親切にしてくれるかも。

旅行はサーフィンだけをメインにするのではなく、
とにかく遊び道具を沢山、工夫を沢山、
カメラ持って、お菓子も持って、
アクシデントまでも旅の楽しさ、良さと思える優しく、柔らかな気持が欲しい。
今年は四国にいながら、全然行けていない四万十方面にでも
ゆっくりとサーフトリップに出かけたい。
行けない理由を探すのではなく、
行ける時間、一緒に行ける仲間を大切に、
この夏は知らない世界へ新たな一歩を踏み出そう。

surf column間屋口香(マヤグチカオリ)
1回目 2014/4/2 『「Surfer」ってなんだろう? 』
2回目 2014/4/16 『Right time Right place..』
3回目 2014/5/21 『Never go Never know』
4回目

2014/6/4

『Last man surfing』
 
 
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