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『Right time Right place..』
数か月前、マウイ島に行くことがあり、そこでJAWSの波をリアルタイムで見ることができました。
そこで見たものは、今までの私の中でサーフィンの次元を超えた波。
そしてその波にパドリングで挑む
マウイ島の10代サーファー達、
シェーンドリアンを筆頭に有名プロサーファー達、
そして無名の一般サーファー達。
2013 Maui-Peahi(JAWS)
日本人として初めてパドルで波に乗った大阪出身・マウイ島在住の井口タカさん。
私の親の親友として昔から縁があり、
井口家にステイさせてもらいながらマウイを楽しませてもらった私ですが、
タカさんの生活はいたって一般の働くお父さんと同じ。
毎朝子供達と一緒に起床し、仕事へ行き、
週末の休みまでみっちり働く。
サーフィンを始めるのも遅く、コンペティターをしていた訳でもなく、
もちろんプロサーファーでもなく、そんな世界も全く知らない。
そんなタカさんのJAWSへの想いは熱く、
ローカル達との信頼関係をしっかりと築き、呼吸法、水泳でのトレーニング・・・
そして自腹でサーフボードの準備まで。
メディアに出て目立つためではなく、
ただそこにJAWSの波があったから、取り憑かれ乗りに行くだけのタカさん、
そして他のマウイサーファー達。
格好良すぎではないですか!
日本でも同じで、
そこの波の虜になり魂までささげてしまうようなサーファー達が大勢います。
波乗りができるようにフレキシブルに働ける仕事を探す人もいれば、
移住する人。
特に私の中で尊敬するのは、週末サーファーの皆さま。
平日は仕事をしながら、週末の波に照準を合わせ、高速代、ガソリン代、食事代を調整する。
2013 Shikoku RiverMouth
そんな人達に出会い、それぞれのサーファーのストーリーと背景を見ていくと
その全てのサーファーは尊敬に値するのでしょう。
プロサーファーと言う肩書きを持っていれば偉いのかというと全くそんなことはない。
もちろんプロ達のサーフィンへの向き合い方、練習、思いは尊敬できるものがあります。
しかし、どんな人も仕事や役割があり、その面においてはプロフェッショナル、
子育てや主婦ももちろんそうですね。
世界中には素晴らしいサーファーがひっそりと、
各自の好きなポイントで波乗りをして楽しんでいる。
年齢とともに、海への向きあい方も変わり、
より格好いいサーファーになりたいなぁと思う今日この頃です。
Shikoku Tokushima
さて、四国はこれから波がコンスタントになるシーズンになってきました。
これからの季節は海に行くと、名前は知らないけれど顔見知りのサーファーにたくさん会うようになります。
毎年続いてきたように、今年も来年、再来年もこの先もずっとそんな感じで
サーファーであることをお互い確認し合うのでしょうね。
常に好奇心と探求心を持ち続け、進化するサーファーでいたいですね。
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