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 COLUMN
surf columnSURF COLUMN 2011/8/17  
渡辺 広樹
スポンサー:ベンサーフ、S-SHAPESサーフボード、RLM、オーシャン&アース(セキノレーシングスポーツ)、GOSLOW、BVG
1回目

2011/7/20

『福島3.11』
2回目 2011/8/3 『絆』
3回目

2011/8/17

『現状』
4回目 2011/8/31 『全日本宮崎大会』

『現状』

いまだに原発は終わっていない。
ニュースでもあまり流れない。
忘れようとしているのか?
今住んでいるいわき市には、34万人が住んでいて、問題になっている広野・双葉から約4万人が避難している。
平・湯本・小名浜のホテルは原発作業員で埋まっている。
小名浜では、福島原発の1号機・3号機・4号機の爆発で吹き飛んだ屋根を作り、
完成した屋根は、来年1月までには船で運び設置する予定。
いわき市沿岸では被害にあった建物などの撤去は済み、その集めたゴミは空き地などに放置されている。
放置された大量のガレキには飛び散った放射性物質が含まれているのでは・・・と懸念されている。
道路も地震の影響でデコボコ道が多く、まだ直されていない。
福島県いわき市はいいように利用されていると思う。
県や市の対応も遅いし、何よりあの震災から今もそうだが、情報がない。
日本政府からの情報も明確ではなく、信じられない。
震災から5ヵ月が経ち、
津波が順番に到達する映像、
原発が爆発した後の政府の対応などを見て
あなたは、どう思いまいたか?
大丈夫と言いながら、病院に向かったバス40台。
指示を出された運転手は患者を乗せ、
「どこに向かえばいい」と聞いたら
「とりあえず西のほうへ言ってください」と言ったんです。
写真には渋滞する車の列が映し出されていました。
現場ではとんでもないことがすでに起きていたんです。
この病院の人も爆風を感じ、悔しい思いだと証言している。
被曝したと…。
牛肉・お茶・野菜など食品の汚染も問題となり、もうすぐ収穫を迎えるコメも心配されている。
人体にも影響が出てきている。
子供の甲状腺からも放射能が検出されているようで、
放射線が高い地域から健康調査をするらしい。
私達はそんな不安を抱えながら生活をしなければなりません。
子供達は夏休み。
でも、外で思い切り遊ぶこともできません。
青空の下、ゆっくり遊ばせてあげれない親がいます。
当たり前の光景がない現状が福島にはあります。
そんな子供達の「たくさんの元気と笑顔」をつなぐプロジェクトが発足しています。
その名もサーファーの「青空・絆プロジェクト」
子供達、そしてその姿を見守る親たちに
少しでも楽しんでもらい笑顔になってもらいたい!
青空の下、たくさんの笑顔の思い出を作るため、動き出しました。
第1回目「夏の陣」は、8月20日(土)・21日(日)に1泊2日で開催致します。(無料です)
東北の親子を招待し、サーフィン・BBQ・花火など夏遊びを満喫してもらう企画満載です。
この活動を春夏秋冬の年4回程度、5年10年と継続していきたいと思っています。
被災した私たちにとってこの「絆プロジェクト」は本当にありがたいことです。
この企画に賛同してくださった方、力を貸してくださるすべての方に感謝です。
ありがとうございます。
そして子供達の笑顔が続きますように…。

surf column渡辺 広樹
1回目

2011/7/20

『福島3.11』
2回目 2011/8/3 『絆』
3回目

2011/8/17

『現状』
4回目 2011/8/31 『全日本宮崎大会』
 
 
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