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COLUMN |
SNOW COLUMN 2014/11/5 |
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『僕にとってのムービーとは?その1』
いつも僕の中で映画は暇つぶしであり、哲学を教えてくれる存在でありエンターテイメントでした。
ビデオグラファーのオカケンです。
今回からは僕のビデオカメラマンとしてのヒストリーみたいな事を書こうと思います。
僕が物語や映像に興味を持ったのは、幼少期の家族の存在がとても大きいように今は思います。
幼少期、祖父が寝る前に語ってくれたおとぎ話がとても好きでした。
小学生の頃になり、更に物語の面白さを教えてくれのは祖父の書斎にある沢山の小説でした。
母からは洋楽や映画の影響を受けました。
年頃になるとその母の影響もあり、ハリウッドやフランス映画に興味を持ち始めました。
スピルバーグ、ヒッチコック、パトリスルコント、コッポラ、スコセッシ、黒澤明、リュックベッソン、
キューブリック、ジョルジュメリエス。
三重の一角しか知らない僕は、何時も外の世界に憧れを抱いていた生粋の田舎っ子でした。
物語や映画は一瞬で僕を知らない世界へ連れて行ってくれました。
そして10代最後の頃スノーボードに出会いました。
映画や物語の世界を見たくてスノーボードと共に海外へ旅にも行きました。
数年が経ちスノーボード仲間からビデオを撮ってくれと誘いがあり、仲間達で始めたスノーボードビデオ。
パソコンもビデオカメラも使った事が無く、どうやって制作して行くのかも分からなかったけど
スケートボードやアメリカのスノーボードビデオに影響され、見よう見まねでDVDを製作しました。
仲間と楽しくDVDを制作していたのは、今でもいい思い出です。
そのうちビデオグラファーとして徐々に色々な仕事を頼まれ始め、
仲間とではなくオカケン個人として映像と向き合う事が増えました。
雑誌の仕事やHow toビデオも製作しました。何でも断らずにとりあえずやってみました。
どうやって内容を見ている人に伝えるのか?それにはどう映像を構築していくか?
自分で考えアイデアを出しビデオを作って行く。この時代に構成・編集する技術を磨けたと思っています。
難しかったけれど面白かった。毎回違う事を実験しながら出来たので、どの作品も今の自分の糧となっています。
で、ひたすら旅をして、映像を撮影しまくって、編集してある時気づいたんです。
日本って良いなって。
それに気づき始めたのが”信越”や”ゆきめぐり”を制作していたとき。
日本を旅して、田舎の風景や日本の文化って良いなって純粋に思ったんです。再認識と言った方がいいのかな。
外の世界に憧れを抱いて田舎を飛び出したのに、僕が求めるものは田舎にあったんですね。。。
日本の各地の素晴らしい所へ撮影で行って、その土地のローカルに出会った。
癖のある人達ばかりだけどオリジナルの考えやスタイルを持った人達。
そして、彼らの物語にも触れる事が出来ました。
誰かの真似をするのではなく、自ら何かを生み出そうとしている人達に出会いました。
なんか面白かった。興味深かった。
がむしゃらに映像を作って、何か光が見えた時でした。
僕にしか出来ない事ってなんだろう?
僕の知っている事。面白い事。
スノーボード。カルチャー。日本。旅。景色。ローカル。
僕も何かオリジナルな映像、物語を制作したいと思うようになりました。
今までにないビデオを作りたい。
そうゆう想いが今の僕の作品というものになっていったんだと思います。
つづく。
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