2018年7月6日(現地時間)、世界最大のアウトドアスポーツ国際見本市「アウトドア・リテーラー展」は2018年度より開催地をコロラド州デンバーに変更する意向を正式に発表した。
運営会社であるエメラルド・エクスポ社からのプレスリリースによれば、「2018年1月25日〜28日に開催予定のOutdoor Retailer + Snow Showを皮切りに、2018年7月23日〜26日のOutdoor Retailer Summer Market、及び 2018年11月8日〜11日のOutdoor Retailer Winter Market 全ての開催地をコロラドコンベンションセンターに変更します。」との事だ。
この変更は、業界を代表する団体アウトドア・インダストリー協会(OIA)とユタ州政府との間にあった意見の相違に、パタゴニアやポーラーテックなど主要ブランドが反応。
「アウトドア・リテーラー展」への出展ボイコットという形で州政府へ反発の姿勢を見せた。
また他州への誘致合戦は熾烈を極め、デンバーポスト紙によると、上記3会期での総来場者数は85,000人、州への経済効果は1.1億ドル(約123億円)を見込んでいる。
デンバー移転に関して、アウトドア・リテーラー開催責任者のマリサ・ニコルソンさんの声明によれば、「まずは年間85,000人の来場者を受け入れ可能な条件を満たしていた点、さらにコロラドの環境が、我々アウトドア産業が求める『アウトドアレジャーの促進』『自然環境保護への情熱』に合致していた点」という2点が決定理由のようだ。
情報元:Transworld Business
http://www.grindtv.com/transworld-business/outdoor-retailer-announces-move-denver/