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コラム

永原レキ『第4回 水巡る故郷〜MadeinKaifu』

2018/02/12 tag: 永原レキ

皆様こんにちは、四国の右下より永原レキです。
いよいよ今回が最終話、ここまで空海で繋がるサーフィンや藍染文化についてお話させて頂きましたが、最終回ではその全ての源となる清らかな水に恵まれた故郷海部についてお話しさせて頂きたいと思います。

nagahara photo

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徳島県最南端に位置する海陽町は豊かな海と山に囲まれた自然あふれる美しい土地で、
平成の名水百選にも選ばれたダムのない究極の清流海部川が山と海を繋いで流れています。

山々に降り注いだ雨が四国最大の大滝“轟の滝”を生み出し、その流れは清流海部川となって谷を流れながら農に暮らす人々や動植物の命を育み、やがて河口から海へと還りつき
川の流れと共に山々から流れ出たミネラルは海藻やプランクトンなど海の生物の糧となり、それが魚を育て人々の暮らしを支えます。
また、川の流れに押し出された玉石が海辺に遠浅の地形を形成すると、
そこに押し寄せた波は美しい波のトンネル“Tube”を生み出し全てのサーファーを魅了しこの地に人々を引き寄せます。

nagahara photo

太陽に照らされた海水は空高く上昇し、雲となり雨となって降り注ぎ、再び山々に降り注ぎまた川となり巡る…そんな水の循環がとめどなく繰り返される美しい土地海部。

nagahara photo

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毎年秋には海の民、山の民が共に水の神様に感謝し、その大切さを後世に伝える轟神社秋の例大祭も開催され、これは400年以上に渡り継承されています。

nagahara photo

水の循環が生み出す自然からの恩恵を深く身近に感じられる美しき故郷“海部”を表しており、iBBのオリジナル商品の一部にはこのタグを付けています。


大自然が生み出す壮大な水の循環によって、全ての生命が育まれる様を山川海で体感できるこの地で育まれた感性と、そこに改めて引寄せてくれたサーフィン、そして帰り着いた故郷で新たに出会った藍染め文化、利他の心を伝える四国遍路文化弘法大師空海、
それぞれを融合させ人と自然に感謝し配慮したモノ創りを実践することで自然を大切にする心が世に伝わるようにと想いを込めて、
今後も四国の右下から空海藍〜藍と愛をテーマに活動して参りたいと思います。

皆様もまた機会がありましたら是非いつか四国徳島にお立ち寄りください、
共に波に乗ってi&iをシェアしていきましょう*


以上、
四国の右下徳島県海陽町より、フリーサーファー永原レキでした。
改めて4回に渡り最後までお読み頂いた皆様に御礼申し上げますと共に、
今回のコラムの御縁を頂いたサーファーの繋がりにも改めて感謝致します、
皆様有難うございました。

バトンタッチは徳島の海が育てた志高き女性プロサーファー“武知実波”
国立大学院生として、プロサーファーとして文武両道を実践する素晴らしき次世代のサーファーの一人である彼女のコラム、皆様乞うご期待下さい*

色即是空〜有難う

LekiNagahara
nagahara photo
photo Shinichi Ebisudani


永原レキ プロフィール
inBetweenBlues 代表/ フリーサーファー
徳島県海部郡海陽町生まれ。大学在学中、全日本学生サーフィン選手権大会で個人/団体優勝達成。卒業後は東京・米国・オーストラリアなどの国内外で働きながら、サーフィンと音楽と芸術を学ぶ。
27歳でUターン、2010年、地元徳島の衣料メーカー(株)トータスに入社。海部藍プロジェクトの主任として主に染色や販売、広報を担当。
2017年独立、地元の海辺でオープンした藍染スタジオinBetweenBluesを拠点に、藍染やサーフィンに関わるモノ&場創りを通じて、故郷や自然の魅力をグローバル&ローカルに発信している。
「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT2016」にて制作した藍サーフボード”空海”が、スーパーバイザーである小山薫堂氏に「注目の匠」として選出された。

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