スケボーをやっていて思うのが、本当に旅をした方がお得だと思う。普段道を滑っていても、電車にのっても、何か目立つ存在で滑ってる音もまた騒音レベルであるスケートボード。旅になるとこの要素がとても重要になる。それは移動が楽になる事以外にも、目立つ事でハプニングに遭遇しやすい。そしてそこで運よく仲良くなれた奴とそのローカルエリアで遊べるという特権。誰も知らない街に一人で行ったとしてもこの特権を使えば旅先での活動が無限大に広がる。特権はストリートでもパークでもBARでもどこでも発動する可能性があるのだ。マジでスケボーってスゲー、と思わされたことは数しれない。これは自分もやってみて解った事なので、是非旅をお勧めする。例をあげると、スケボー好きの友達と3人でアメリカスケートトリップをしていた時の事である。旅の途中、カジノで金をほとんどスッてしまいサンディエゴの教会の駐車場でマジでどうしよう?と思いながら軽くスケートをしていたら、なんとそこ教会の神父スティーブが登場。うるさいと言われるとおもったら軽い挨拶から仲良くなり、こちらの経緯を説明。金がなくて困ってると話すと、まさかの教会の建物全部をペイントする仕事&寝床をゲット。まさかの展開にブチ上がったのはいうまでもないですね。ここで2週間ほど、教会ライフ&サンディエゴスケートを楽しみ3人で約45万ほど稼ぎその後の旅も楽しめたというマジラッキー。だけど考えてみたら、この切っ掛けを作ってくれたのはスケートボードだったわけだ。
Photo by Joji
日本では今でこそ徐々に人々の見方は良い方向へ変わってきたが、ストリートに関して言えば8割くらいはやはり怒られたかな。アメリカやカナダ、スペインなんかだとこれが逆転して7割くらいが応援してくれたりね。(自分の経験での話)あとは、日本でも地方の方が良いパティーンもあったりね。都内は厳しい、とかとか色々ありますが、ある程度滑れるようになったら本当に旅がお勧め。人間的にも将来的にも世界観までも広がる一石で三鳥くらいは取れますよ。バイトして金貯めて、それで行った事ない所に行くのは希望だね。うんマジで。
最高に楽しんでいきましょう。
阿部直央プロフィール
12歳くらいからスケートを始めました。もともと何をやっても続かない性格だったのですが、スケートの可能性と何より一人でもどこでも出来る遊びに惹かれ、今でも続けている中毒者の一人です。宮城県塩釜出身で、今は川口を拠点に活動しております。楽しい事より面白い事の方がすきなんですが、いつも流されてますね笑。今回コラムを通して何か役に立つ情報や感覚を共有できたらと思います。