不思議なものでサーフィンを長年やっていると、知り合いや仲間が増えていく。
"サーフィン"が多くの仲間達と出会わせくれた。
そんな仲間達が集まると毎回話しに出るのが、みんな大好きサーフトリップ。
今回はサーフトリップについて書きたいと思う。
僕もサーフトリップが好きで、今まで様々な場所や国で貴重な体験をさせてもらった。
サーフトリップの醍醐味は単にサーフィンを楽しむだけではなく、新たな体験や人との出会い、自然との触れ合いを通じて、心身ともにリフレッシュできるのがサーフトリップの醍醐味だ。
行く先々で人の優しさに触れ、異文化を体験する。
どれも最高の思い出だか、特に強烈に、そして鮮明に記憶に残っているのがカリフォルニアとモルディブだ。
"サーフカルチャーの発祥地"としても有名なカリフォルニア。
温暖な気候に豊富なサーフポイント。
そしてビーチフロントにはサーフショップやオシャレなカフェや雑貨屋が立ち並び、サーフシティーを肌で感じ、見る事が出来る場所。
僕がカリフォルニアに行った時はUS OPEN大会期間中という事もあり、大会会場でもあるハンティントンビーチはまさにお祭りのような盛り上がりだった。
US OPEN大会期間中のHuntington beach
映像で何度も見たハンティントンビーチ。
海の中やピアから見た夕陽は最高にキレイで一生涯忘れる事ない最高の思い出だ。
カリフォルニアには行った事が無い方にはオススメな場所なので、是非行ってみてほしい。
Trestlesまでの風景
雲ひとつないキレイな空 夕方のHuntington beach
US OPEN大会会場
そして"サーフアドベンチャー"という言葉がピッタリなモルディブ。
モルディブはインド洋に位置する島国で、約1200の珊瑚礁の島々から成り立っており、世界的に有名なリゾート地で、美しい白砂のビーチ、透明度の高い透き通った海が有名だ。
一般的にラグジュアリーでリゾートのイメージだが、サーフィン=モルディブと言ったら"ボートトリップ"
波を求めて船での移動を繰り返し、サーフポイントに向かう。
食事も睡眠も生活の全てを船の中で済ませる。
まさに究極で贅沢な環境でサーフィンが出来るのがアドベンチャー感満載のモルディブボートトリップだ。
最高の波を仲間達とシェアしたMaldives Surftrip
主に北マーレ環礁、南マーレ環礁、南部環礁、中央アトールとエリアがあるが、僕は北マーレ環礁エリアを中心に滞在し、波を求めて毎日移動を繰り返した。
そんな数あるポイントの中でも特に印象に残ったポイントは"ジェイル(Jail)"
北マーレ環礁に位置するサーフポイント。
ポイント近くに刑務所があるのが有名で、ポイント名の由来にもなっている。
ライトブレイク中心の波で、リーフブレイクの特性を持ち、比較的に速くパワフルな波が多い。
形もよく、ホローなセクションもある為、チューブライディングも可能なポイント。
滞在中は連日最高の波を味わった。
連日サーフィンの心地よい疲れでベットに寝転べば、直ぐに深い眠りに入る。
翌朝は薄暗い早朝に目が覚め、コーヒーを片手に船の1番上に行き、朝日を浴びながら波チェック。
目をうすめながらポイントを見ると頭以上の面ツルの波がブレイクしている。
船上で急いでWaxをゴリゴリ塗り、小型ボートに乗り込み面ツルの波が割れている場所へ向かいサーフィン。
最高の波を堪能し、船へ戻るとシェフが作りたての美味しい朝食を用意してくれている。
船内からの風景
このルーティーンが朝昼夕方と続く。
モルディブ滞在中は寝ても起きても連日、体がバキバキだった(笑)
サーファーには夢の様な時間と体験ができるモルディブボートトリップ。
旅費は決して安くはないが、是非行った事が無い方には行ってほしい場所だ。
毎日最高の波に会えるMaldives
サーフトリップという旅は、経験した事がない波や、新しい人との出会い、美しい自然とサーフィンの楽しさを深く味わう事が出来る。
単なる旅ではなく、自分自身とゆっくり向き合い、成長ができるものだと思っている。
僕は今後も体が動く限り、新しい何かを探しにサーフトリップという旅に行きたいと思っている。
透明度の高いMaldivesの海 生活の拠点になったMariana号
最後に… 今回のコラムが最後となりますが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
人との出会いは不思議で運命的なものがある。
このコラムを読んでくださった方と出会う可能性も十分にあると思っています。
旅先か??海の中か??は分からないが、見かけたら
是非声をかけていただけると幸いです。
ではまた!!会いましょう!!
森 大輔 プロフィール
1977年生まれ
千葉県長生郡一宮町 東浪見海岸の目の前にあるSHOP『SURFGARDEN』店長。
スポーツの素晴らしさ、サーフィンの素晴らしさを多くの方に知ってもらえるように日々奮闘中。
<Instagram>森 大輔:@dsk1021 ・ SURFGARDEN:@surf_garden