interstyle

INTERSTYLE 2025
開催:2025年2月12日(水) 〜 2月13日(木) 会場:パシフィコ横浜詳細 »
開催:2025年2月12日(水)〜13日(木)
会場:パシフィコ横浜詳細 »

プレス

ロゴ・写真

アクセス

交通案内
宿泊案内

Youtubeチャンネル

INTERSTYLE movie

コラム

竹春乃『第4回 カテゴリーにとらわれないスノーボード』

2022/05/20 tag: 竹春乃

みなさんこんにちは、早いものでコラムも第4回となりました。
春も終わりが近づいてきて、私もつい昨日富山県の立山でシーズンアウトしました。
一泊二日で初めての立山BCでしたが、プロのカメラマンさんに撮られるのも初めてでとても緊張しました笑
スノーボードにおいても、そうでなくても、新しいことに挑戦するのはいつもワクワクしますね!
綺麗な夕日の中サンセットバックでターンもできて、貴重な二日間でした!

第3回では私の経験を踏まえた価値観の変化について書かせて頂きましたが、
今回は山やフリーライドについてお話ししようと思います。

前述したように、フリーライドをメインにスノーボードをしている私ですが、最初は全く興味がなく、歩くのしんどいし、リフトがあるとこ滑ったらええのに、と思っていました笑

結果や目標を設定してから過程を決めるのでなく、やりたい方に向かって頑張ってみて、そこから可能性や選択肢が増えることもある、というふうにお話しさせて頂きましたが、この考え方も、私の場合ただスノーボードを続けているだけでは上手くハマっていなかったかもしれないなと感じます。
今私がしているスノーボードにたどり着いたのは、ただスノーボードを続けていたからなんですけど、これが持続できるのはフリーライドや山の滑りに魅了され、かっこいい!私もあんな風に山を駆け巡りたい!と思ったことが1番の理由じゃないかと思います。

元々スロープやパイプで選手だった人たちが山やストリートに挑戦していくスノーボーダーは多い傾向にありますが、特に若い女の子で、フリーランを中心にスノーボードしてます!ターン気持ちい!って人、たくさんいるとは思うんですけど、それでもかなり少ないんじゃないかなと思います。
フリーライドの大会やイベントに出たり、山に入ったりしても、知り合う人は親世代の男性が多く、(敬意を込めておじさんと総称させて頂きます笑) そんな周りのおじさんたちに山について教えてもらったり、一緒に登ったりすることが多かったです。
大会でも若い女性で出会うのは長く活躍しているライダーたちが多く、私のようにこれから山を勉強していきたいという層になかなか出会わない気がします。

以前ネコキャンという大学生向けの2泊3日のキャンプに呼んで頂き、コーチングする機会があったのですが、私は三日間ともフリーランのグループを担当しました。人数も多く3日間とも1グループ10人オーバーで、大学生からスノーボードを始めた、または久しぶりにやってみたけど、フリーランが一番好きです!と言う学生が意外と多く、フリーライドやバックカントリーに興味を持って、どこから始めたらいいんですか?とたくさん質問を頂きました。
同じショップ(SPINY)のライダーもガイドを務める番亭というガイドカンパニーを紹介したところ、そのうちの何人かがシーズン中にビギナーツアーに参加していて、本当に楽しかったと写真付きで報告してくれたり、今シーズン中、ツアーに参加してみたよ!という知り合いが多く、中にはハマって2度、3度と春までバックカントリーを楽しんでいる知り合いもいました。

ゲレンデと違って雪が割れていたり、どんな角度から確認しても地形が想像できない場所があったり、雪崩のリスクも伴うバックカントリーですが、一度やってみたい、チャレンジしてみたいという気持ちを持つスノーボーダーは実は多いんじゃないでしょうか。
山は私も勉強し始めたばかりで、知識も経験もこれから培っていくところですが、まずはガイドに頼むのが一番やと思うし、極論フリーライドはバックカントリーが全てではないんじゃないか?と思います。
ただ気持ちいいパウダーをターンしたり、ちょっとした地形で遊んでみたり、奥が深くて、ターン一つにしてもほんの少しズレただけで全然違う動きになるし、、難しいです笑
そこが本当に奥深くて面白いなあと思います。

もちろんフリーランだけじゃなくて、ジャンプもジブもスピード系も、それぞれにそれぞれの魅力があると思います。ストリートなんて見てるだけで怖いですけど、ものすごくかっこいいですよね。
スノーボードがちょっと上手くなってきた時であったり、なんだか伸び悩んでるし最近飽きてきたなーって時には、カテゴリーやジャンルにとらわれず、自分にとって楽しいと思えるスノーボードをしていれば、例えばターンが上手くなればジャンプも上手くなるし、バンクドを早く滑ることだってできる。ターンたくさんしてたらパウダーの滑りを覚えて、山に詳しい知り合いができてアテンドしてもらえたり、そこから繋がることもたくさんあると思います。

私の場合はジャンプが得意ではないので、自分でもいけそうな地形を飛んでみたり、見よう見まねで遊んでみたり、新しいことにチャレンジするたび更にスノーボードにハマっていってます。

同世代のスノーボーダーは、ジブやジャンプをメインに頑張っている人や、最近スノーボードにハマりはじめて、これから何したらいいかわからない!という学生さんだったりが多いように感じます。
私自身振り返るとその時その時で自分のスノーボードは向いている方向が違ったけれど、それも全て今の滑りに活かされていて、もしかしたら10年後は全く違うスノーボードをしてるかもしれないし笑
大会にはこう言うカテゴリーしかないから、周りの人でこんなジャンルのスノーボードをしてる人がいないからという理由で、やってみたいスノーボードから一歩遠ざかってしまうのはもったいない気がします。

たまにはいつもの仲間を連れて、八方やコルチナだったり、普段行ったことのないパークのないゲレンデに行って、一日中フリーランだけしてみると、また面白い発見があってスノーボードがより楽しくなるかもしれません、、!

第4回は「カテゴリーにとらわれないスノーボード」と言うテーマでお話しさせて頂きました。
今回にて全4回終了となります。
まだまだこれから勉強していくことばかりですが、私のスノーボードはこんな感じで続いていくと思います。
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました!

 

竹春乃 プロフィール
1999年 3月23日生まれ 大阪府大阪市出身
中央大学 法学部 在学中
夏は神奈川で大学生、冬は白馬エリアでバックカントリーやフリーライドの技術を磨いている
instagram: @takeharuno
好きなこと: 絵を描くこと
→絵を載せてるアカウント @haruno_no_oekaki
スポンサー: SPINY snowboardingco, Arbor snowboards

 

INTERSTYLE magazine

INTERSTYLE magazine

2024/11/20 配信

インタースタイル2025 出展者募集中!!

2024/11/21

COLUMN

COLUMN

SURFCOLUMN

蛸優樹

「波をシェアする心:ローカルとビジターの架け橋を作るには」

SKATECOLUMN

松本夏生

「抵抗」

SNOWCOLUMN

大久保勇利

「出発」

USNET
GOCAF