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コラム

豊津吉良『第3回 息子の師匠』

2022/02/02 tag: 豊津吉良

息子のタカヒトには、師匠がいます。

師匠といっても毎日一緒に滑ったり修行してもらったりはしてなくて、

たまに会って一緒に滑るだけ。

この師匠は、僕の幼稚園前からの幼馴染で我が家にスケートボードを教えてくれた人物なのだ。

 

彼は、現在47歳にしてバリバリ現役!

表には出ず、アンダーグラウンドで名を轟かせ、

本場アメリカのプールにも負けないボウルプールを秘密裏に仲間と作りあげ、

今もなお進化し続けている。

 

タカヒトにはそんな彼の言葉が誰よりも重く響く!

1番初めに、出された課題が6歳(年長)の時の事、

『1年後師匠の家のまえの坂道をダウンヒルすること!』

そして、1年後見事に降り切った!

 

その後は、ストリートでの滑りかたや、

ボンレスは、『ジャンプと同時に手を大きく挙げベロを出す!』

『これが、カッコイイ!』と教わった!

そして、2020年4月当時7歳(1年生)

彼のボウルプールに滑りに来ていい!とお許しが出た。

デッキをコーピングにかけ、ドロップしようとするが、

今まで経験した事がないエグいRに恐怖で足がすくむ。

高さもさることながら、ほぼ直角の面からのRがエグい!

できない自分に悔しくて涙も出てくる。

 

師匠からも、

『その年からその恐怖を味わえるなんて幸せだよ!』

『乗りたかったらやれば良い』

『できなかったらできるように頑張ればいい』

『今日できなくたっていいんだよ!また今度来たときに降りれるように頑張れば良い』

 

それから数十分後、

常連の大人達が見守る中ついに初ドロップ!

捲られたが、すぐに気持ちを切り替え再トライ!

見事メイク!

『イェーーーーーーーイ!!』

見守ってくれたみんなから歓声がわく。

 

タカヒトも最高の笑顔で、見守ってくれたみんなにタッチグーしに走る!

そんな光景を見て、息子の成長を肌で感じる!

そこからの成長は目まぐるしいものでした。

たまに師匠と会うと、縁石をノーワックスでスラッピーして育てたり

一緒にセッションしながらかっこいい背中を見せてもらってきた。

 

2021年4月当時8歳(2年生)

1年ぶりに師匠のボウルプールにお邪魔した時は、

『今日は、コーピングにかけていきなさい!』

 

2021年5月当時8歳(2年生)

師匠から、『ロールインしてみようか』

『下で転んでその後何回かやればできるから』

その言葉にビビりつつもトライ

師匠の言葉には力がある。

1年前はドロップにビビっていたところからのロールイン!!

なんなくメイク。

 

そしてついに師匠のチームの名前が入ったTシャツを着る事を許された。

もちろんヘビロテで着まくっている!

師匠は、タカヒトに細かい事を手取り足取りスクールみたいに教えてくれることは一切ない!

ただあえて大人の場所に招いてくれて、大人とセッションさせてくれる。

大人も子供も関係なく自分を超える場所だってことを教えてくれる。

タカヒトに超えられない壁は用意しない!

ギリギリ超えられる壁を見定めて用意してくる。

さすが師匠!

 

たまに師匠の事を愚痴る時もあるが、タカヒト自身も最高の師匠だと感じているようだ!

私自身、スケボーの経験値が少ないので彼の存在はありがたい。

感謝しかない!

ありがとう。

 

豊津吉良 プロフィール
神戸生まれ東京育ち
ホームパーク 駒沢公園
最近よく行くパーク ミヤシタ
2児のおじさんスケーター
instagram : @kira_toyotsu @sena_takahito(子供達用)

 

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