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コラム

守山倫明『第1回 「サーフするミユージシャン♪」その壱 KEISON』

2021/04/07 tag: 守山倫明

KEISONと始めて出会ったのはいつだったんだろう? 

moriyama michiaki photo
Photo:Keigo Yoshida

確か私がまだSFJ(サーフライダーファウンデーションジャパン)の代表になったばかりの頃だったと思う。
場所は20数年前、宮崎・青島で行われたイベント「アースデイ」に参加した時だったと記憶する。

芝生のステージでどこの国の人とも思えぬ風貌とそのしゃがれ声から醸し出す歌声と独特の流れるコード進行♪
「誰だ?この男??」が、彼を知った最初であった。
その後今日まで野生児KEISONの虜になり彼の生き様を垣間見ることになっていったのだ。

何度か宮崎でのイベントに参加するといつも彼とは一緒になり、どんどんKEISONワールドに知らず知らずのうちに引き込まれていくのであった。

彼を知れば知るほど彼の動向には驚かされる。家の中では彼の通った後の印が必ずある。
靴下~携帯~Tシャツ~食べかす~バスタオル~小銭~彼の相棒であるギターでさえ点々と置き去りにされ、その軌跡が刻まれているのだ(笑)♪

車は開けっ放し(そりゃ泥棒にやられるわい!)、テキーラ呑みながらのLIVEでは、何を歌っているのか忘れてしまっていたり、
恐ろしく高い崖の上の松の木に急に飛びつきぶら下がってみたりする。
到底一般人には無縁のふるまいは自由人KEISONの最大の魅力なのかもしれない。

しかし、そんな彼は人一倍真摯に物事を捉えているように思えてしかたがない。

6人兄弟の末っ子として育った環境がそうさせているのか、彼の奥底には礼儀を重んじ不思議なほど妙に謙虚さが見え隠れするのである。
もしかするととてもセンチメンタルボーイなのかもしれないな(笑)♪

彼の作る曲は、感性むき出しの表現や自然観あふれる言葉をつぶさに取り入れ、サーファーKEISONの姿がそこにある。
また、愛の歌はその物腰とは裏腹な心細い男の性がたよりなく聴こえる。
いずれにせよ「楽しくってたまんないよ~~♪」で片づけられ観客を魅了してしまうのである。
とてつもなくやっかいなミュージシャンなのだ。

「前進あるのみ!」

今、彼は修行僧の如く歩いている。
コロナ禍の中LIVEは制限され稼業も厳しい現実に直面しているのだ。
歩き、波に乗り、海を渡り~港々でKEISONSTYLEを貫き歌っているに違いない。

もし?お近くでKEISONを見かけたら声をかけてみてください。「ハーイ!KEISON!UFOは見えたかい?!」って。
きっと彼は大変喜ぶことでしょう。そしてLIVEで生KEISONを拝んでいただければ最高です。

KEISON http://www.kobuchizawa.net/keison/
FACE BOOK  Keison
インスタ Keisonjapan

 

守山倫明プロフィール
1958年生まれ 京丹後市出身 京丹後市在住
元SFJ代表
現守源旅館館主
一言「波乗りやってて良かったです!」

 

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