コラムをご覧の皆様、こんにちは。
はじめまして。
中村俊啓(ナカムラ トシタカ)と申します。
同じ241familyでriderの齊藤哲君からバトンを受け取りコラムを書かせていただきます。
今回を合わせて全4回、下手な文章ですがお付き合いいただければ幸いです。
まず、今回は簡単な自己紹介や育った環境、いわばルーツにについて書いてみます。
「こいつは誰なんだ」となってる方が多いと思うので。笑
自分が生まれ育ったのは富山県の立山町。
北アルプスは立山連峰の麓で、幼少の時から山を見上げて育ちました。
競技スキーヤーだった父の影響で物心ついた時(3歳くらいか?)にはスキーを履いて滑ってました。
中学生になった時、よく行ってたゲレンデでもスノーボードを見かけるようになり、「カッコいい!おれもアレがいい!」と雪国のスキーをやってた子供達なら誰しもが通るであろう思いをへて、両親に頼み込み3点セットのスノーボードをゲットして、朝から晩まで滑り倒していました。
高校生になるとラーメン屋でバイトしながら必死にお金を貯めてバートンの安い板をゲット!さらにスノーボード熱が上がっていき、高校を卒業する頃にはスノーボードの事しか考えてなかったなー。
、、、気がつけば20年もの間スノーボードにハマってて、今でも面白いと思える事に早くから出会えたのはラッキーだったと思います。
元々旅をするのが好きで、スノーボードを通して旅をすると楽しさも倍増。
その瞬間にその場所にいなければ見られない景色を見た時は、ゾワっとする(言葉では中々言い表せない)感覚が身体中を駆け巡る。
おかげ様で日本各地、アメリカや果ては南極でも横乗り活動をする事ができた。(長くなるのでこの話はまた次回?)
自分のベースとなる立山は、冬季はシベリアから吹く寒風により、日本海で発生した水蒸気が運ばれ3000メートル級の山々にぶつかる事で多量の降雪がある、日本有数の豪雪地帯。
積雪は室堂(2450m)で平気8m、吹き溜まりでは20m近く雪が積もる所。
また、日本では数少ない氷河が現存する山でもある。
(内蔵助氷河の内部。このムーラン←氷河に空いた穴。は18m位だったかな?)
この多量の積雪が水になり山に蓄えられ大地や川を通り濾過されて麓に住む私達の生活を潤してくれている。
日本海側にあり山に囲まれた富山県は山から日が昇り、海に沈む。
タイミングや気象条件が揃うと、夕陽に照らされ淡いピンク色に染まる立山連峰を見る事が出来る。
(とても綺麗で思わず拝みたくなるような瞬間。家の裏から眺める山の景色は心の原風景。)
4~11月は立山周辺で雪の調査、登山ガイドや登山道整備、登山研修会のお手伝いなどをして過ごしています。
ガイドの資格を取ったのは、素晴らしいフィールドの魅力を伝え、残してゆく為に見識を広めたかったからと、山に入る上で必要な技術や知識が欲しかったから。
有難い事に富山県は年間を通して山の仕事が結構あり、自分が好きな場所で好きな事の為に、やりたいと思えるを仕事に繋げる事が出来る恵まれた場所だと思う。
自分の中で「面白い」「楽しい」って言うのはかなり重要で、行動の原動力になっている。
自分がやりたい事や行きたい場所があるなら、その為に努力するし、真剣になれる。
興味が無い事は身につかない。
続けていく為に、真面目に、真剣に、学び、遊ぶ。
新しい知識や技術を学び活動のフィールドを広げる。
飛び級は無し。
一歩ずつ着実に。
その先にはきっと息を飲むような瞬間や景色が広がっているハズ。
Keep growing up!!!
第一回目はこの辺りで。
また次回。
よろしくお願いいたします。
中村俊啓(ナカムラトシタカ)プロフィール
1984/08/26
レギュラー
立山の麓に生まれ育ち、シーズンを通して山に携わる生活を送る。
横乗りライフをひた走る中、17/18シーズンに南極大陸にて雪板をメイク!!
自然から受ける恩恵に日々感謝し、inputしたものをいかにoutputするかを日々模索中。
立山ガイド協会 所属 登山ガイド
国立登山研修所 研修助手
富山県登山指導員
雷鳥研究会
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Instagram:@toshitaka_nakamura