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COLUMN |
SURF COLUMN 2015/4/15 |
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『ホームポイント』
ホームポイントを持つサーファーにとってはかけがえのない場所です。
ホームポイントで最高の波に乗ると言う事はホームを愛するサーファーとしての最高の喜びです。
僕のホームポイントは千葉北の野栄エリア。
匝瑳市の旧 野栄町です。
匝瑳(そうさ)も野栄(のさか)も読めないかもしれません。
何処!?知らない方も多いと思います。
片貝エリアから30分ほど北、飯岡エリアよりも20分ほど南にあります。
メジャーポイントではないので基本的にはサーファーが少なく週末以外は比較的ポイントは空いています。
数キロごとに海に堤防が突き出ていて、季節や砂の付き方で波が大きく変わります。
ウネリを拾いやすくコンスタントに波はありますが頭オーバーになるとクローズしてしまいます。
波がサイズアップした時はカレントも発生しやすく初級者の方は特に注意が必要です。
一年中サーフィン可能ですが北~北西の風がオフショアになるのでシーズンは秋~冬にかけて。
特に12月~2月がハイシーズンです。
その季節は通過する低気圧からのウネリと北~北西寄りのオフショアによって良い波になります。
やはり一般的なビーチブレイクなのでエクセレントな波が常に立つわけではありませんが、
出来る限り良い波を当てる為、僕らは普段からポイントごとの地形を把握し、
ウネリの向きと強さ、風向き、ベストな潮回りで
波のコンディションが一番良くなるタイミングを予測しています。
あとは毎日、波情報や天気予報のデーターを基にして波が上がるタイミングをワクワクしながら待ちます。
そのおかげで今シーズンも何回か良いチューブの波を当てる事ができました。
そんな時は毎回必ずと言っていいほど近頃ハマっているGoProで撮影しています。
今シーズンで徐々に上手く撮れるようになってきました。
海外や日本のクラシカルポイントのようなワールドクラスの波ではありません。
良くある典型的なビーチブレイクの良い波だけかもしれませんが僕にとっては貴重な波です。
冬のホームが大好きです。決して寒さが好きなわけではありません。波が好きなだけですから。
しかし、春の訪れと共にホームのベストシーズンは終了し、
次の冬までは僕が望んでいるチューブコンディションは期待できなくなります。
花が咲き、緑も増えて暖かい春の雰囲気に気持ちも穏やかになりますが、複雑な気持ちになってしまいます。
冬にシーズンを迎えるポイントをホームにもつサーファーなら同じ気持ちでいるのかもしれません。
1年を通じてこのエリアを訪れるサーファーは年々増えてきています。
もともとは比較的空いているエリアです。
地元のサーファー達やこのエリアをホームとして普段からサーフィンしているサーファー達に配慮して
ポイントごとのリズムを絶対に崩さないようにマナー良くサーフィンしてください。
週末になると集団で入ってくる方達もいます。
どこのポイントであろうと全員が同じピークに入ればマナー違反です。
トラブルの素ですので交代で入ったり、
人の少ない 空いているピークへ避けたり、
ポイント全体で広がって入るなど、
工夫してサーフィンする事を心がけていれば楽しくサーフィン出来ると思います。
これからの季節、日中はオンショアが吹いてくる事が多くコンディションを落としてしまいがちなので、
風の弱い朝の時間帯が狙い目です。
これから夏にかけての賑わうビーチも良いですが、
やはりこのエリアの良い波を当てるなら冬がオススメです。
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