interstyle magazine
　COLUMN

skate columnSNOW COLUMN 2014/1/8

  

今野 昇
1977/3/4製　千葉県木更津市出身
現在は白馬村民として生きる。
７歳でスケートボードに出会う。何の情報も無い中自分はレギュラースタンスだという事だけ理解して、家の前の急坂でカービングでライディングして下っていた。母が家から1.5～2kmほど下った場所で喫茶店を経営していたので、毎日のようにダウンヒルして下って行ってなんか食べさせてもらいに通ってた。17歳でオーリーに出会い、サーフィンに出会い、スノーボードに出会った。 それがオレの横乗りの原点です。
1回目 2013/12/18 『～横乗りがあるから正気でいられる～』
2回目 2014/1/8 『横乗りを通しての出会い』
3回目 2014/1/22 『コンペティターかフリーライダーか』
4回目 2014/2/5 『続けていくということ』

『横乗りを通しての出会い』

始まりは人それぞれだが、最初のほうの出会いで方向性が大分決まる。
自分が10代の頃はインターネットどころか
千葉の木更津なんて田舎には横乗り専門誌すら見当たらなかった。
小学生の頃からダウンヒルでカーヴィングはしまくっていたけど
SK8は生でオーリーを見た事もなかった。
電車で1時間かけて千葉パルコの屋上のSK8パークに行かなきゃうまい人なんていなかった。
うまい人ってのはたいがいクールに滑っているので話しかけづらいのだが話せば意外にみんないい人。
できそうになかった360flipのやりかたを聞いてみたりしてた。(できる人は簡単ていう）
サーフィンは地元千葉だけあって
不良仲間の先輩達(元ヤン、元暴走)が車の免許取ってから
みんなサーフィンに移行してたので、その流れで17歳の梅雨時期に海デビュー。
着てたモノは　ウェット？　いや　もちろんTシャツ海パンさ！
先輩の車で外房の鴨川、御宿、和田なんかに毎週末連れてってもらってた。
家から20分の地元内房の海(強南風通過後だけ現れるマシンウェーブ)も全部先輩から教わった。
他にも千葉のいいスポットを教えてもらい
どんな場所ならサーフィンやって良いか少し分かるようになった。
スノーボードは17歳の冬。　
サーフィンの先輩とバンドやってる先輩に友達のQPと一緒に連れて行ってもらった。
着てたモノは　ウェア？　いや　もちろん無防水のドカジャンに軍パンに軍手3重さ！
初日なのにイキって　SK8で180°できるから360°できるっしょ！！って一日中ジャンプしてた。
帰り際のリフトで上からコースを見ると　一緒に来てた女の子がスムーズなターンをして下ってきた。
そーいえば　オレ　ターンしてない・・・汗汗汗　ガーン
無防水ウェアだったボクはしっかり風邪を引き　帰りの車の時点で発熱。
今でこそターンが肝だ！なんて言ってるオレですが
初日は女の子に大事な事を無言で教わりました。
木の中を滑走するツリーラン。
今でこそ当たり前に夢中になっていますが、
それも17年前に始めて籠った白馬乗鞍で滑っていた先人クロちゃんに教わったのがきっかけ。
今思えば最初の頃に出会った人たちのおかげで
「横乗り道」への入り口がスムーズだったんだと思います。
今は情報が溢れていて　いろんな事が調べられる時代。
でもやっぱりホントに大事な事、肝心な事って人づて口づてに伝わっていくもんだと思う。
楽しみ方、注意しなければいけない事、ちょっとしたコツ、
サイコーな場所、危ない場所、ギアの調整等、
異性の口説き方、酒の呑み方、海外トリップの方法、大会のエントリー方法、スポンサーの確保。
先輩にだけじゃなく友達からも後輩から教わる事もある。
調べることも大事だけど現場で生の声を聞くのが一番身に付くと自分は思います。
自分の近くにイケてる先輩がいたらラッキーだね
でもそんなに凄い先輩はそんなに近くにいないもんだ。
横乗りカルチャーに興味を示し、没頭していくと
そのうち地元から離れ、もっと良い場所　盛り上がっているエリアへ旅立つ。
そしてきっと出会う　そのカルチャーの先人や仲間に。
ひとつの物事をアツイ気持ちで共有しプッシュしあえる仲間達に。
もちろんオレ自身も今も白馬、安曇野、小谷の先輩、友人、後輩達、他エリアのスノーボーダー、
他ジャンルのヨコノリスト達、サポートしてくれてるスポンサーのみなさんに日々教わりつつも
お互いにプッシュプッシュ！！な関係でイカしてもらってます。
みんな最高だよ。
シャイでも大丈夫。
ヨコノリスト達はぶっきらぼうだけど嫌なヤツはそんなにいない。
スゴイ！ヤバイ！この人　と思ったら言ってやろう「アンタイケテルヨ！」って
次アナタが何かキメタ時その人もきっと　イェイ！！　って言ってくれるはず。
プッシュしあえる仲間に出会うことこそ最大の上達法だし最高な人生だしね。
自ら動き出すことで様々な人に出会い　パワーアップできる横乗り人間関係が
オレは最高だと信じて疑わない。
全てのヨコノリスト達に素晴らしい時間が訪れる事を祈る！！
良い出会いを！！！！！

PHOTO by TSUTOMU ENDO

PHOTO by TSUTOMU ENDO

snow column今野昇
1回目 2013/12/18 『～横乗りがあるから正気でいられる～』
2回目 2014/1/8 『横乗りを通しての出会い』
3回目 2014/1/22 『コンペティターかフリーライダーか』
4回目 2014/2/5 『続けていくということ』
 
 
Copy right © INTERSTYLE Co.,Ltd All Rights Reserved.