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COLUMN |
SKATE COLUMN 2016/12/7 |
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『I’m skate mom. It’s my life.』
いよいよ今回で最終回。
原稿締め切りのちょうどこの日に申請していたグリーンカードが届きました。
申請してから3ヶ月で届きました。これで日本に帰国できます。お祝いです!
いやーそれにしてもTampa Am 2016での日本人の活躍、すごかったですね。
日本のレベルが確実にあがってるということですね。
インターネットのおかげで世界がとてもせまくなっています。
今後の日本人スケーターの活躍がますます楽しみになってきました。
さて、私のLAでの活動ですが、今年の夏に中学1年生の浦野ケント君をはじめ、
その後も日本からLAにスケートをしにくるキッズのケアをしています。
アメリカには本当にたくさんのスケートパークがあります。
スケートパーク単体の場合もありますが、だいたいは普通の公園の中に公園の一部として存在します。
アメリカ人にとってスケートは生活の一部として認識されているので
公園内にスケートパークがあるというのが当たり前のこととなっています。
特にカリフォルニアは天気にも恵まれていてスケートボードをするにはもってこいです。
おまけに夏はとても日が長いので学校、仕事が終わってからも
夜8時くらいまで存分にスケートボードをすることができます。
といってスケートパークがアメリカのどこにあるの??
ディズニーランドやユニバーサルスタジオならガイドブックに載っているし行くことできるけど。
スケートパークにはどうやっていったらいいの?
ましてや初めての海外旅行がアメリカでのスケートパーク巡りということになると相当レベルがあがりますね。
場所はインターネットで検索すればどうにか特定できた。
だけど移動手段は?宿泊するには?英語できないしどうしよしたらよい?と色々な問題にぶつかります。
でも、我が子にはぜひ本場アメリカでスケートボードをやらしてやりたい!
そんな時は私に連絡ください。
私は瑛生と一緒にカリフォルニアとフロリダのスケートパークにたくさん行きました。
ここのスケートパークはストリートの練習に良い、ボウルするならここがいい等
写真だけでなく実際にスケートパークに行っているので各パークの特徴をつかんでいます。
スケーターのしたいこと、そしてスケートスタイルに合わせてパークを選ぶことができます。
そして大会にもたくさん出場したので大会情報もたくさん持っています。
余談になりますが、先日のTampa Amで約10年ぶりに再会した若者がいました。
彼の名前はKevin White.
10年前に瑛生と一緒にCASLの大会に何度もでていて毎回1、2位を争っていた相手です。
そのKevinがTampa Amに出場していたんです。
まーかっこよくなっちゃって男前!
そしてビックスポンサーもついていて周りからも慕われていて
現在アマチュアスケーターのムードメーカー的な存在になっていたKevin.
でも彼は私のことを覚えていてくれました。
うっわー元気?瑛生はどこなんだ??今は日本にいることを伝えたらがっかりしていた彼。
そして瑛生が英語を喋れるようになったことを伝えたらびっくりしていた彼。
10年前に点々と点けていた足跡がなんだか線で繋がった瞬間でした。うれしかったですね。
話は戻りますが、私は実際に自分が自分の子供にやってきたことを
これからアメリカでスケートボードを挑戦したいというスケーターの為に
してあげられたらなという思いではじめました。
人から聞いたり、インターネットで集めた情報ではありません。
実際に夏からつい2週間前までひっきりなしにスケーターが訪れていましたが、
はい、これはとても大変な仕事だと思いました。
そりゃそうです。彼らは日本からわざわざスケートボードをする為にくるわけですから。
相手も真剣です。もちろん私も真剣です。
彼らが日本に帰国する日に空港まで見届けて私の仕事は一応、終了します。
彼らが日本に到着するまでは実際には終了していませんが
空港から先のことは私にはどうすることもできないので。
彼らを見送った後はそれはもうグッタリです。
時には1ヶ月半休みなくスケートパークに連れて行ったり、大会のために片道2時間半運転していったり、
フロリダ行きの飛行機乗る時は熱がありましたが測ったらもう終わりだと思ったので
とりあえず急激に熱が下がる薬を旦那に選んでもらってそれ飲んで飛行機乗ったり。
そして18歳未満の未成年を預かる責任感、アメリカでは相当なプレッシャーです。
日本では考えられませんが子供が一人でコンビニに買い物に行くとかありえない国です。
どうしてよそのお子さんにここまでしないといけないの?というくらいやりこんでしまうんですね。
でも空港から家に帰る車の中はなんていうのでしょうかね。
達成感、充実感、責任からの開放感、
これらの感情がぐっとわきでてきてちょっと運転できないくらいな気持ちになりますね。
ああ、やっぱり私はスケートママなんだなって思います。
これはもう仕事じゃなくて私の人生なんだって。
これからもみんなのスケートママでいたいと勝手に思っています。
4回に渡り、私の話を読んでいただきありがとうございました。
そしてこのような機会を与えていただいた長谷川さん、ありがとうございました。
来年2月14、15日のインタースタイルにお邪魔いたします。
そこで皆さんにお会いできることを楽しみにしています。
そしてもしLAにいらっしゃることがありましたらぜひこちらでもお会いしましょう。
いつでもこちらに連絡ください。gnewramp@yahoo.co.jp
ありがとうございました。
次回からは私のアメリカの友人3名が日本のスケーターに向けてメッセージを発信します。
彼ら3名はアメリカでスケート業界に携わる人々です。彼らの声そのままなのでもちろん英語でお届けします。
とても一般的な英語なので英語が苦手!と思っている方もぜひこれらは読んでみてください。
スケーターならわかる英語ばかりです。彼らがどんなことをアメリカでしているのかぜひお楽しみに。
Kyoko Hicks
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