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COLUMN |
SKATE COLUMN 2012/8/8 |
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『出会い』
初めまして。
SECRETCUT編集長、中村晋久氏よりバトンを受け取りました小原祐一です。
ユッキーも紹介文で記した通り半分無理矢理説得されて今に至りますが、
やるとなったらやる男ということでがんばりますので今回より全4回お付き合い下さい。
初回ですので自己紹介からいきましょうか。
1976年1月10日生まれ(神戸生まれ、東京育ち)36歳のスケートボーダーです。
10年間の海外生活を経て今現在は豊島区民、IKBにて生息しております。
スケート歴は21年、スケートショップCALIFORNIA STREETで働いてます。
COLOR COMMUNICATIONSというアパレルブランドをやってます。
フォトグラファーもしてます。
毎月15日にFESN.TVに出演してます。
たまに翻訳やったり、とにかくこれ以上は無理っていうぐらい色々やってます。
自己紹介はこれぐらいにしておいて、まずはスケートボードとの出会いをコラムしようと思います。
15歳の時、家の事情でアメリカ東海岸NEW JERSEY州へ引っ越しました。
自分がいた場所はNEW JERSEYの南部、NEW YORKとWASHINGTON DCの間くらいで、
橋を渡って州を越えればPHILADELPHIA。
当時は本当に行きたくなかったです。
高1の多感な時期です。
好きな娘がいたりとか。。。分かりますよね?
とにかく右も左も解らず
英語も『THIS IS A PEN』くらいしか話せない自分はかなりのホームシックの中、
単なるお洒落の為に探していたVANS SHOESを買う為に
スーパー(SHOP RITE)でTHRASHER MAGAZINEを購入しました。
そして雑誌の中に掲載されていた広告の店で$19.95でSK8 HIを通販でGET。
無事にシューズが届き
ふと『VANSってスケートシューズなんだよな~』と感じました。
『じゃあスケボーやってみようかな』と思い立ち、
そしてまたすぐに同じTHRASHERを開き
今度は人生初となるスケートボードを購入しました。
確かCALIFORNIA SK8EXPRESSって店でした。
セットアップは、NEW DEALのANDY HOWELLが描いたグラフィックのDECK(テールが四角い奴ね)、
GULLWING STREET SHADOW2 のTRUCK、NUDE EEL 60mmのWHEEL。
やっぱりファーストって鮮明に覚えてますね。
とにかく分けも分からず買ったのですが、
英語も分からなくて人とコミュニケーションも取れない自分は
一人で遊べるおもちゃを手にし、ただひたすら家の前でスケボーしました。
中学生時代に先輩が学校にスケボーを持ってきて見せてくれたOLLIEのやり方だけを頼りに。
始めの3ヶ月はPUSHとOLLIEしかしませんでした。
とにかくOLLIEができないと誰も相手にしてくれないと思ってたし、仲間にも入れないと思ってました。
特に何もしゃべれない自分にとってはこれが唯一のコミュニケーションツールになるだろうと信じて、
言葉も分からない学校生活以外の時間は全てスケボーでした。
実際難しいけど、少しづつでもOLLIEが高くなる事や、上達するのが楽しかったです。
東京とは違って田舎でしたし、他にやることもなかったし。
それが僕とスケートボードの『出会い』でした。
ここから色々な扉を開らき続けて、
今こうやってスケートボードについてコラムなんか書いちゃってます。
次回に続く。
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