COLUMN
SURF COLUMN 2016/5/18
TAMAO
(岩崎玉緒)
海をこよなく愛するヨギーニ、サーファー、パドラー、フリーダイバー。
ヨガプラクティスで培ったバランス感覚、アスリートとして鍛えたまっすぐな眼差し、サーファーとして大切にしている自然との共存を最大限に生かしたティーチングや体験型アクティビティを国内外で展開。“SUP YOGA”の日本のパイオニアでもありSAWARNA のSUPライダーを務める他、YMCメディカルトレーナーズスクールが主宰する「SUP YOGA指導者養成講座」のヘッドティーチャーとして講師の育成、安全かつ誰もが楽しめるSUP YOGAの普及活動に情熱を注ぐ。また全国のアウトドアイベントやフェス、国内外のヨガリトリートの講師を務める傍ら、【sn】super.natural、Sambazon、Axxe Wetsuit、Sawarna SUPなどのアンバサダーや、ヨガモデル、ヨガ本や雑誌の監修など、幅広く活動している。
1回目
2016/3/16
『サーフィンとヨガ』
2回目
2016/4/6
『サーフィンと旅』
3回目
2016/4/20
『Let's Paddling! Enjoy SUP Life!!!』
4回目
2016/5/18
『Ocean Life! Happy Life!』
『Ocean Life! Happy Life!』
この度4回に渡りコラムを書かせて頂きました。
1回目 『サーフィンとヨガ』
2回目 『サーフィンと旅』
3回目 『Let's Paddling! Enjoy SUP Life!!!』
そして最終回は、『Ocean Life! Happy Life! 』というテーマについて書いていこうと思います。
私にとって人生が一番キラキラと輝く瞬間は、サーフィンで波との一体感が感じられた時。
だから、生きている限りサーフィンを楽しみたい。
自分の命を輝かせるために、仕事も遊びもいつもワクワクする生き方をチョイスしたい。
そうすると前向きなエネルギーが満ちてくるから、気持良く過ごせる。
自分の為にも、そして自分を取り囲む全ての命のためにも。
本当の豊かさとは、何かを買ったり、手に入れたりという物質的なものではなく、
人生が幸せだと感じる心なのではないかと思う。
自分の人生を愛して、誰かを愛すること、誰かを照らしてあげれること。
海に居ると、みんな陽気でキラキラな笑顔を絶やさない。
この自然が創り出す偽りのない美しさや力強さは、命を輝かせて生きる素晴らしさや尊さを教えてくれる。
こんな自然の中にいると心地良くて、楽しくて、心も身体も自然に緩んでしまう。
人生の先生である自然の神様は、遊びを通して様々な気付きや学びを与えてくれる。
それに気付いてしまったからもう海との関わりは避けられない。(笑)
できるだけ多くの人にこの感覚をシェアして、
みんなで一緒にキラキラ輝く生き方ができたらどんなに幸せだろう。
その想いから現在は、『SUP YOGA』と『SUP FIT』の講師養成トレーナーとして全国を巡り、
インストラクターの育成に情熱を注いでいる。
何も邪魔するものがない海の上で、
ボードに寝そべりプカプカ浮いたり、呼吸する時間は、言葉にならない極上のリラックスタイム。
新しい遊びで基準がないため、
ワクワクするようなアイデアを生みクリエイティブに展開していきたいのですが、
それとは逆にとても慎重に動く必要があります。
なぜならSUP YOGAは「ヨガではなく、海の上の遊び」だと認識しているからです。
つまりボードの下は海なので、命が関わるということ。
私の周りでもSUP YOGAのインストラクターになりたいと
情熱を燃やして来て下さるヨガのインストラクターの方が増えてきました。
沢山の方にSUP YOGAの楽しさを体験して欲しいし、
それを伝えられるインストラクターが全国に増えていくことは、とても嬉しいことだ。
一方で、SUP YOGAを教えるスキルを身に付ける前に、
日常的に海に通い、パドルを掴み、波乗りしたり、外洋に行ったり、
SUPと共に自然の中で遊ぶことを思い切り楽しんで欲しい。
そうした中で自然の厳しさや危険に面した時の対応力など、
リアルに体験したことが自分の財産となって生きてくる。
SUP YOGAが流行りでなく、SUPがライフスタイルになり、
生涯を通して海や自然と繋がる遊びのツールとし続けていけるように…。
その海を日々管理し、規律を守ってきたローカルの方々の協力あってこそ
全てが成り立つことも忘れてはならない。
地元の漁師、サーファーやパドラーなど普段から海に入っている方々の想いを知ること。
SUP YOGAはアンカーを落として、ボードが流れて行かないように固定していますが、
(あってはならないけれど)外れて沖に流されたりという事故も起こりかねない。
だからこそ、SUPでしっかり漕げるスキルはもちろん必要だし、
安全面のリスクマネジメントはいつも最悪の状況を想定して動かなければならない。
フィールドが水上で普段水に馴染みがない方は、
海の怖さを体験したことがなければ、自分の力を過信して無茶をするかもしれないし、
自然の偉大さや素晴らしさを知ってもらうことはもちろん、
厳しく危険であることも身を持って体験してもらう必要があると思う。
命を預かるということを忘れずに取り組みたい。
改めて講師の立場から責任の重さを感じています。
このようにSUP YOGAは、まだまだ発展途上の分野なので課題は沢山ありますが、
それだけ遣り甲斐があるし、人を育てるというより、
逆に私が受講者の皆さんから沢山の気付きをもらうので学ぶことが多いのです。
このように成長できるチャンスを頂けていることに感謝です。
SUPに限らず、日本中の人々が自然や海での遊びがライフワークになり、
心身が健康になっていけば、医者はいらなくなると思う。
自然の中で遊んでいれば、自然にもっと感謝して大切にしようと思うし、
地球の環境も、もっと良くなるだろう。
私は一年の半分以上が旅して暮らしているので、自然が一番の先生であり友達。
海や自然の中に身を置き、パソコンやiPhoneなどのツールを上手く利用して、
仕事もしながらフットワーク軽く世界中を飛び回って、
胸に溢れるLOVE&PEACEなメッセージを発信し続けていきたい。
そして、もうひとつ、これから人生を通してやりたいことは『KIDS SUP CAMP』のプロジェクト。
全国に大人に混ざり、SUPに夢中になるキッズ達が増えてきた。
そんな子ども達が主役のキッズキャンプの目的は、サップの上達だけではなく、
子ども達のチャレンジ精神や自然へのリスペクトする意識を身に付けたり、
全国から集まる子ども達と交流を通して親しくなり、
学校とは違う友達が増えることに喜びを感じること。
一緒に練習したり、モチベーションを上げていくことです。
去年の夏にその第一回目となるKIDS SUP CAMPが
琵琶湖の「PUKA PUKA」(SUP CLUB)にて2日間で開催された。
講師は、日本のSUPの第一人者である村林知安さん、パタゴニアアンバサダーの岡崎友子さん、私の3名。
そして素晴らしいスタッフ皆さん。
ミッションは、大きく分けて3つ。
1、SUPだけでなく、食事を一緒に作ったり、それぞれの役割分担をしながら協力し助け合いながら、
集団生活することで協調性を身に付けること。
2、自然の中で思い切り遊ぶことによってそのありがたみを体で実感し、
環境にダメージを与えないよう努力することの大切さを理論でなく経験から学んでもらうこと。
3、自分の限界、辛いことを乗り越えたあとの達成感を体験することで、他のことでも頑張れるようになること。
2日間という短い時間のようだが、とても濃厚で愛おしい時を過ごさせてもらった。
目の前で子ども達の顔付き、成長が見れるなんてこんなに幸せなことはない。
素直な子ども達は教えたことをどんどん吸収していくし、
大人にはない発想でSUPや自然と遊ぶ姿には驚かされる。
子どもは平気で大人の想像を超えてくる。
始めは緊張してなかなか喋れなったり、動けない子どもおり、
それに気付き手を差し伸べる子が出てきたり、
個人では上手くいかなくてもチームリレーで頑張ってムードメーカーになったりと、
それぞれの役割りができて、連帯感が生まれていた。
この瞬間をずっと目の当たりにしていたので、私たち講師陣は常に感動の嵐で、目をウルウルさせていた。
押し付けるのではなく、寄り添うことが大切だと気付かされた。
教えていたはずが、逆に子どもたちから多くのことを学ばせてもらい、
沢山の笑顔やエネルギーのギフトをもらった。
知らぬ間に世間が子どもたちにはめている「枠」を壊し、
「ワクワクするな~!楽しいな~!」と感じれる環境を
『KIDS SUP CAMP』を通して作っていけたらと思う。
いろいろ語ってきましたが、人生はあっという間だし、みんな平等で一度きりしかありません。
だから、いかに毎日を自由に、楽しく、笑って生きてゆくかを大切にしたい。
自分が貫きたいスタイルやスタンスについて、
人間としての心の持ち方に対していろいろと想いを巡らせて、自分のカラチにしていけば良いと思う。
ライフスタイルの中に上手くサーフィンやSUPを取り入れて
自然と自分が繋がる感覚を楽しみ、より人生が豊かになれば最幸ですね!
海を通して出会えた仲間に改めて感謝します。
コラムも最後となりましたが、次回はソウルシスターであるマウイ島に住む
世界のウォーターウーマン「岡崎友子」さんにバトンを渡します。彼女のコラムをお楽しみに!
最後まで読んで下さった皆様、そしてこの素敵な場をご紹介してくださったKuni君、
シェア拡散してくださった皆様、インタースタイル運営の皆様に心より感謝申し上げます。
現在HPを作成中ですが、インスタ/FB/ブログもやっていますので、是非のぞいてみて下さい。
Blog
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どうか皆さんが今日もどこかの海で笑顔でありますように。
海でお会いできたら気軽にお声掛け下さい!
TAMAO
(岩崎玉緒)
1回目
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『サーフィンとヨガ』
2回目
2016/4/6
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3回目
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『Let's Paddling! Enjoy SUP Life!!!』
4回目
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