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 COLUMN

surf columnSURF COLUMN 2016/11/15

 
岡島宏盛
1回目 2016/11/2 『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー』
2回目 2016/11/15 『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー2』
3回目 2016/12/7 『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー3』
4回目 2016/12/21 『2020東京オリンピック』

『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー2』

8月23日~28日、愛知県田原市赤羽根町大石海岸(通称ロングビーチ)で2016年度日本サーフィン連盟(NSA)主催大会の「51th ALL JAPAN SURFING CHAMPION 2016」が開催されました。
日本サーフィン連盟の正会員登録人数により支部ごとに出場枠は異なりますが、全国70支部(日本学生サーフィン連盟も含む)から各支部の代表者が集まり、年齢別クラスのチャンピオンを決める大会です。
サーフィンの大会は基本個人競技ですが、この“全日本選手権”は支部の団体優勝もあり、各支部が一丸となって戦い、応援する姿はとても熱いものを感じます。
今年の団体優勝は大海支部長を先頭に強いチームワークを発揮した千葉東支部となりました。
私は今回の大会でコンテストMCを務めさせていただきました。
近年、アマチュアのサーフィン大会でもジャッジスコア―にコンピューターやシステムを導入し各ポイントでのスコアコールをする事が多くなり、日本サーフィン連盟主催大会では悪天候でない限り行なっています。
各ポイントでのコールは、各ライディングのスコアコールはもちろん、現在の順位状況やそのヒートを勝ち上がるために必要なスコアもコールします。
コールではそのタイミングが最も需要なポイントとなります。出来るだけ選手に負担にならないように、ヘッドジャッジとのコミュニケーションと瞬時なタイミングが必要で、風の状況と音響設備も重要となります。(個人的には、千葉SMUG佐久間さんの音響設備は最高です。)
大会開催期間中には大型台風の接近と上陸の心配もあり、今大会コンテストディレクターと運営委員長の判断は最も重要であり、全ての大会スタッフが共有し行動することことも大切です。
大会初日トライアルデイから徐々にサイズアップし、3日目ではロングビーチでの3ポイントは不可能と判断し1ポイントはロコポイントのみ行われました。
最終日は台風上陸の恐れもあり、前日にロングビーチで1ポイントとロコポイントの2ポイントで全ての競技は終了し、最終日は表彰式と閉会式のみ行なわれました。
今大会のコンテストディレクター、運営委員長、ジャッジ委員長は、毎晩と早朝から地元スタッフの意見を参考に臨機応変に判断し運営を実施するには大変な苦労もあったかと思いますが、出場している選手のため、大会を無事に成功させるためでもあります。
また、出場選手も多いため、競技進行だけではなく、駐車スペースや近隣住民にご迷惑をかけないように大会運営をしなければなりません。
天候に左右されるサーフィンコンテストではありますが、今回の成功も全スタッフ一人一人がしっかり自分の仕事をし、お互いを助け合いながらサポートされた結果だと思います。
最後に、私はファイナルデイではロコポイントでポイントMCを務めさせていただきましたが、マスタークラスのファイナルで静岡伊豆支部の澤井革選手が優勝を決めた“10ポイントスコアのライディング”は素晴らしくてとても感動し、とても気持がいいコールでした。
今から2020東京オリンピックでの“サーフィン”がとても楽しみです。

surf column岡島宏盛
1回目 2016/11/2 『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー』
2回目 2016/11/15 『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー2』
3回目 2016/12/7 『サーフィンコンテストとコンテストスタッフとアスリートサーファー3』
4回目 2016/12/21 『2020東京オリンピック』
 
 
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