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COLUMN |
SURF COLUMN 2014/8/6 |
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田原 啓江
2001年JPSA公認プロサーファーとしてデビュー。
ツアー優勝経験もある息の長いトップ選手として活躍中。
女の子為のサーフィン大会やイベントも開催し、選手のみならず後進の育成にも努める。 |
1回目 |
2014/6/18 |
『メンタルを鍛える』 |
2回目 |
2014/7/2 |
『フィジカルを鍛える』 |
3回目 |
2014/7/16 |
『感性を磨く』 |
4回目 |
2014/8/6 |
『積極的に生きる』 |
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『積極的に生きる』
こんにちは。田原啓江です。
コラムも最終回になりました。
選手として今までの経験からの「メンタル」や「フィジカル」、「感性」のお話をさせて頂きました。
今まで、何か参考にして頂けることがあれば嬉しいです。
さて選手といえども、私も一人のサーファー。
今日は、そんな私が自分流ではありますが「サーファーとしての積極的な生き方」を提案したいと思います。
以前、ハワイのビッグウェーバーの記事が目に留まりました。
・・何故あのような大波に乗ろうと考え、恐怖心はどう克服するのか?
まず驚いたことには、彼にとって、そもそもあの大波が「ビッグウェーブ」という認識がなく、
「その波」に乗ろうと思った瞬間から自然と「あるべき道」に導かれた、と話していました。
朝は日の出と共に起きて、栄養ある果物や自然の恵みの多いものを食べて、海に出る。
必要であれば、野山を走って体を鍛え、日が暮れれば感謝をして十分に休み強い体を作る。
そんな繰り返しのなかで、来るべき日のその瞬間を待つ。
大海原の山のようなうねりの谷間でその瞬間、すべての世界は静寂に包まれ、心はすこぶる穏やかで無の境地だそうです。
なにも、このような悟りの境地を開く提案ではありません。
ご安心ください。(笑)
でも。誰もが初めてサーフボードの上に立ち、「あそこのあの波に乗りたい。」と思った瞬間から、そこまでの道のりを自然に頭のなかで思い描き、トレーニングや・・ましてダイエットにまで勤しむ方もいます。
きちんとした食事を取ること。
規則正しい生活を行うこと。
日々運動を心掛けること。
心穏やかに楽しんで生活すること。
(中医学「養生」の一部)
「養生(ようじょう)」とはそもそも、「命を養う」という意味だそうです。
命を養うというとは、すなわち生命力を高めることだそう。
それと同時に生命力を損なうような行為・事象をさけることも意味するようです。
西洋医学が既に罹ってしまった病や病状の改善や治療を目的としているのに比べると、こういった生き方や習慣は、生活が自然と命を高める方向に向かう積極的な生き方だと思います。
私はサーフィンに巡り合って以来、たまたまツアーを転戦することがライフスタイルになりましたが、やはりフリー・トリップはもちろんのこと、次のコンテストでの波を想定することで、自然に良い食事を取り、心身を整え、健やかで前向きな生活になります。
それは私にとっては至極当然なことで、一種心地良さを感じるその循環のなかで、共有共感できる多くの仲間やスポンサーに巡り合う幸運に恵まれています。
サーフィンを通じて無意識に・・もちろん健康のみならず、あらゆることに積極的な生き方を選んでいるように思えます。
-メンタワイ・トリップ-
もちろん、健康で健やかであれば絶対に不幸にならないというわけではありません。
けれど、病気がちやイライラしやすい方よりは、トラブルに遭遇することは少ないはずです。
また先日、サーファーの友人が交通事故に遭いましたが、お医者さんから「強い体のお蔭で、軽傷で済んだ。」と言われたそうです。
命を高めて清まれば、危険・困難・不幸にあうことも少なくなること。
既に。生活のなかで実行できる知恵を、先人が与えています。
みなさんも
あの波に乗りたい。
あの場所に行きたい。
そんな気持ちは、ありませんか?
もちろん、その気持ちに理由なんて要りません。
その気持ちを大切に育て、サーファーとしてのライフスタイルを実践したその瞬間から、自然と積極的な生き方を選んでいると思います。
日々健やかに。
命の輝きを持って生きられますよう提案したいと思います。
そしてこの良い循環のなかで
短い間でしたが、コラムを書ける幸運に巡り合えたことに感謝いたします。
皆様、ありがとうございました☆
田原啓江
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