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| COLUMN |
 SURF COLUMN 2013/8/21 |
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高橋 淳
1977.3.3生まれ。高校生の頃、ファッションに傾倒。
雑誌、ASAYAN, POPEYE等でモデルを務める。
18歳よりサーフィンを始め一気に方向転換、外房太東をベースにソウルサーファーの道を歩む。サーフショップスタッフ(KENNY SURF SIDE)、波情報のスタッフ(なみある？)としてサーフィンの現場に携わる。
その後、アート、デザイン、横乗り文化を軸にした、“culture shop 11:11”を主宰。
現在、月刊サーフィンライフ(マリン企画)にてエディターとして働く。 |
| 1回目 |
2013/8/21 |
『HEY HO LET'S GO!!』 |
| 2回目 |
2013/8/28 |
『ALTERNATIVE』 |
| 3回目 |
2013/9/2 |
『BEATNIK』 |
| 4回目 |
2013/9/18 |
『HIP』 |
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『HEY HO LET'S GO!!』
皆さん、はじめまして。
TAPPYさんよりバトンタッチを受けた、高橋 淳と申します。
これから4回のコラムを書かせて頂きます。
つたない文章ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
僕は、サーフィンを始めて18年が経とうとしています。
まだ18年、もう18年、長かったような短かったような... とにかく、体感的には一瞬。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまうものですね...。
何がこんなに楽しいのでしょうか？
サーフ、スケート、スノー問わず、横乗りを経験した人ならば誰もが知っている、
重力と無重力を行き来しながら、足の裏、おへそで感じるあの快感。
なぜだか横に滑ると、世界が、時間、空間を超えて見えちゃうあの感じ。
何とも言えませんよね。
僕の場合はサーフィンでした。
波に乗る事はもちろんなのですが、サーファー達の“個性”がまた、たまりません。
サーファーという人種は、基本、サーフィンとパーティーの事しか考えていません。
となるとまともな社会生活は不可能、なようだが、なんとかして生活をしている。
世間の人達から「普段は何をなされているんですか？」なんて質問をされると
「サーフィンです！」と自信満々に答える。
きょとん。
「楽しそうでよろしいですね」なんて愛想笑いをされる。
「はい！」と満面の笑み。
相手も思わず笑ってしまう。
もしくは本気の苦笑いをされる。
“ただ酒”を頂ける場所を見つける嗅覚は抜群で、
いつの間にやら酒宴に居座り、ここぞとばかりに飲み倒し、女の子に下品なちょっかいを出して、
男同士では喧嘩をし、あげくの果てには道端で嘔吐しそのまま倒れたり、
「大丈夫だから！」とろれつの回らない口で大口を叩き、
全然大丈夫でない厄介な事をしでかしたりしては記憶をなくし、
朝起きて罪悪感に苛まれるもすぐに忘れる。
D.I.Y精神に溢れ、というよりは金がないので頭と体を使って自分でやらざるを得なくて、
家すらも自力で建ててしまう強者もいる。
そんな頼れる兄貴、憎めないガキどもの周りには人が集まり、笑いが絶えない。
彼らは“良い波をクールに乗りこなしたい”という共通意識のもとに一致団結する。
約束、時間は守らないが、波がある時、潮の良い時間に“ポイント”にいけば必ず会える。
そして自分たちのフィールドである海に対しては真摯な姿勢を貫く。
深く広い海の恩恵を受けているからか、
義理と人情には厚く、自分が持っている以上に人に与えてしまい、
いつも損をしているが本人は気が付いていない。
後で気が付いて落ち込んだりもする。
そんな落ち込みも束の間、再び自然の中に立ち、新しい波に乗り、仲間と歓びを分かち合う為に頑張る。
ALOHA…。
そんな愛すべき「陸でなし(ろくでなし)」達が、
陸で生きる人間として、なんとか社会に順応しようと努力する様が、
9/3、4にパシフィコ横浜にて百花撩乱の様相を呈する事でしょう。
ということで、皆さん、INTERSTYLEに足を運び、盛り上げていきましょう！笑。
ただ“横に滑る”という、無償の歓びに人生をかける人たちの創り上げる横乗り文化は、
人々を幸せにして、地球のバランスを良くする。
と、僕は思い込んでいます。
HEY HO LET'S GO!!
注）全てのサーファーが上記のイメージではありません。どうか、あしからずご了承下さい。
『The Ramones - Blitzkrieg Bop(Live)』
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