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COLUMN |
SURF COLUMN 2012/10/3 |
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Surfing is my life『未来』
前回までは『過去』『現在』についてでしたが、
今回最後は自分的に得意ジャンルの『未来』について書こうと思います。
基本、反省はするけど過去はあまり振り返らない前進タイプなので(笑)
やはり頭に浮かぶのは『後世に伝える』と『底辺拡大』の2つがテーマです。
他のスポーツにも共通していることだとは思いますが、
このテーマを明確にしていかないと…と考えています。
『後世に伝える』…少し前の話になりますが、
ボランティアでサーフィンスクールの講師を努めさせていただいた際に、
小学校3年生の男の子に『クラスでサーフィンしたことある子は何人ぐらいいるの?』と聞いたら、
『クラスの男子でやったことがないのは2人だけ』と聞いて驚きました。
スクールに付き添って来ている親御さんも真剣ですし、講師をしている自分も真剣になります。
(普段、真剣にやっていない訳ではありませんよ…笑)
サーフィンをしたことがある子供達が自分の住んでいる地域に比べると比較にならないほど多いし、
自分の地元でも少しずつ子供達にサーフィンの楽しさを伝えていかなければならないと感じたのを
今でも憶えています。
自分が営んでいるサーフショップを通じて少しずつではありますが、
子供達と接する機会が増えてきたので、自分も子供になった気分で接しています。
『海で遊ぶ』がテーマであり、
インサイド浅い場所で波の力や地形などを憶えさせてから
サーフボードに乗せ、感覚を教えてあげることが大事だと思います。
ボードは安全なスポンジボードがお勧めです。
親子で乗ることができますので、コミュ二ケーションツールにもなると思います。
子供はスポンジのような吸収力を持ち合わせておりますが、
最初に恐怖感がついてトラウマになりサーフィンを断念してしまうケースがあります。
不安な方はまずは近くにいる知識のあるサーファーやサーフショップを訪ねてみて下さい。
ご両親とお話させていただいても、
子供はサーフィンが大好きで時間があれば海に行きたいという熱の入れっぷりで、
ご両親はサーフィンをしていても子供に正しい知識を教えるのが難しいという声をよく耳にします。
やはり地域のコミュニティーが成り立っていないのが現状ですし、今後の課題だと感じています。
二つ目のテーマ『底辺拡大』についてですが、
最近、耳にするのが
30~40歳代のサーファーは非常に多いが、
10代後半~20歳代のサーファーが少ないと聞きます。
サーフィンの認知度が低い、
周りにやっている人がいない、
興味はあるが教えてくれる人がいないなど、様々な理由が考えられます。
一昔前はサーフショップからほぼ情報が発信されていました。
そこでサーフィンを通して人間関係を学ぶこともできたりと、
サーフィンが生活の一部としてプライオリティがあったことでしょう。
現在は情報化社会ですから、サーフィンに関しての情報が色々と飛び交っています。
自分自身で正しい情報を収集して、若い人達にサーフィンライフを満喫してもらいたいと思います。
今も昔も人間関係は変わらないですし、
サーフィンは年齢や仕事柄を超越できてしまうほどの素晴らしいスポーツですので、
一度サーフィンにきちんと向き合ってみるのもいいと思います。
自分はサーフィンに出会うことができたことに感謝してます。
4回にわたり、平野哲也にお付き合いして頂きありがとうございました。
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