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COLUMN |
SURF COLUMN 2010/8/31 |
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松田 享(まつだ とおる)
1964年12月16日生まれの射手座
16歳の時に地元の怖い先輩の影響で波乗りを始める。
1995年に千葉県船橋市内で「ピュアリティサーフ」を創業。
25歳でNSA公認ジャッジ資格を取得して以来、全国各地で行われるコンテストに於いてジャッジとして活動し、現在も様々なコンテスト会場に顔を揃えるベテランA級ジャッジ。
全国で一番規模が大きい「千葉西支部」の支部長を17年間務める。 |
1回目 |
2010/8/25 |
『日本の子供達の可能性』 |
2回目 |
2010/8/31 |
『Save The Ocean』 |
3回目 |
2010/9/15 |
『Wave Was Not・・・』 |
4回目 |
2010/10/6 |
『BIG WAVEへのチャレンジ』 |
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『Save The Ocean』
これで第2回目となる私のコラム掲載ですが、
今回は生憎とサーフィンが可能なビーチを持たずに
長年に亘って色々な場所にお邪魔しながら、
ジャッジやフリーサーフィンをしてきた私の目で観た
本当に半端ない様変わりをしてしまった「とても悲しい各ビーチの大変化」のオハナシです。
今から10数年前となる1990年代後半に、
私が暮らす千葉県よりアップノースした某県の南部で
大規模なるサーフィンコンテストが開催され、
その大会にもジャッジとして参加をしていた私は
とても美しくて長い素晴らしい砂浜に
「チカラ強くて規則正しく左右にブレイクする綺麗な波」と
毎日のジャッジ実務が終了した毎夕刻の時間帯には、
その波とも楽しく戯れた記憶があるのですが、
最近になってからソノ地を再訪してみると、
以前の私の記憶がまるで幻か嘘だったかの如く・・・
とてつもなく減少してしまった当時に比べると5分の1程度にまで狭くなった砂浜を目にしました。
それとは正反対に、近年では太平洋岸を台風がゆっくりとした速度で通過しない為なのか?
本来ならそこの海の海底はリーフな筈なのに、
大量の砂がリーフの上に堆積してしまっているばかりか、
岸辺付近でも信じられないような高い砂の塊が堆積しているビーチだって存在しているのが昨今の現状です。
太古の昔から我々が住む蒼い星でもある母なる地球では、
風が吹く現象や降雨等を含めた自然の営みが至極普通に繰り返され、
サーファーである私達は「その自然界からの素敵な贈り物」でもある波と云う
二度と同じカタチやスピードではブレイクしないモノに対し、
サーフボード等を使用して短時間ながら乗らせて貰っているような、
世の中の大半の方達からすれば同時に不思議な人種でもある訳なのです。
そんな波だって、絶対的に海底の地形が密接にブレイクには関係していることは、
最早小学生のキッズサーファー達にさえも
ココまでインターネット環境が整備された平成の現在では周知の事実でもあって、
最近になってから私が見た「あんなにも猫の額のように痩せ細った狭いビーチ」で
サーフィンをする事がとても悲しい気持ちとなり
昭和の時代は常に空いていた海で波乗りをしてきた私には不憫で堪りませんが、
砂の付き方の変化と共に、
無粋なるコンクリートの塊で固められた不幸な海をコレ以上増やす事だけは、
今後なんとしてでも避けたいものですよね
・・・Save The Ocean・・・
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