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surf columnSURF COLUMN 2009/9/9  
書道家 凌舟(りょうしゅう) 大倉亜紀
小さな頃から書を学び、現在 書道家 凌舟として活動中。。。
14歳からサーフィンをはじめ、18歳でカリフォルニアに渡米し、帰国後本格的に書の世界に入り、現在は、書道教室・クロージングブランド・広告・題字やコラボレーションなどの活動をしています。
HP:http://www.ryoshu.net
1回目 2009/9/2 『私にとって海』
2回目 2009/9/9 『ウエットが届いた!』
3回目 2009/9/15 『やっぱり感謝』
4回目 2009/10/7 『極める事の難しさ』

『ウエットが届いた!』


第2弾!
今日は、コラボレーションのお話を、
小さな頃から書道教室に通い、16歳の時今の師匠に出会い、師範の免許を取得したのですが・・・・・
14歳からのめり込んでいたサーフィンをあきらめきれず、
当時18歳だった私は、いきなり書道から離れカリフォルニアでのサーフ三昧な生活をし
帰国後、改めて日本の伝統世界の美しさに魅了され、本格的に書の世界に本腰を入れる決意をしました。

帰国直後、あまりの英語のロゴの多さに、改めて驚いたのを今でもよく覚えています。
サーフブランドはもちろんの事、日本の町にはありとあらゆる所に英語が使われていることに気が付きました。
考えてみれば日本には、漢字、ひらがな、カタカナがあるのに、
何故かウエアーに関しては日本の文字を使ったロゴはほとんどありませんでした。

何か私に出来る事はないだろうか?
師範の免許を持っていたのですが、教える事にはあまり興味がなく、
逆に書にあまり興味のない人や同世代の様々な分野の人にも、
書の美しさや奥の深さを表現出来ないか?
日本人なら誰もが持っている、親しみやすい伝統世界だと、確信していました。

サーファーは世界中のどこへでも板をもって旅をしているそんな時に、「漢字」の入ったTーシャツを着ていたら?
そんなT−シャツがあってもいいのでは?
っと考え自分が思うままにT−シャツ作っちゃったんです。

それから早10年、今でも細々ではありますがT−シャツ作ってます。
おかげさまで沢山のステキな方々との出会いや、励ましのお言葉を頂いています。
この場を借りて、本当に興味をもって頂いた方々、お仕事を一緒にさせて頂いた方々に
心から感謝とお礼を申し上げたいと思います。
一人でもそんな方がいる限り、制作は続けたいと強く思っています。

T−シャツ制作を通して出会った方々に書に対する共感、関心を持って頂き、
沢山のコラボレーションをする事が出来ました。
サーフをはじめた頃から本当にお世話になっている、
FUTURE、ウエットスーツの漢字ロゴマーク「未来波、波、我誠横乗師」を以前書でデザインしました。
久しぶりにいつものポイントにパドルアウトをしていくと、
私の漢字のロゴを着ているサーファーの背中が波待ちで見えた時、
心からこんなに幸せな事はない、と本当に嬉しくなります。
ここまで続けてきてよかった、何か自分のしている事が役にたたないか?
そう思ってはじめた書のT−シャツ制作も、今では自分の成長の為になっている事を日々感じます。
自分の書を着るのが少し照れくさかった私は、今まで控えめに漢字のロゴをウエットスーツに入れていましたが、
早速、ウエットオーダー!

真っ黒のウエットに漢字とマークのみ!
これで、コラボレーションさせて頂いた全ての方々に対して感謝の気持ちと、
支持頂いている事を忘れずにいられます。

私のサーフボードには「行雲流水」こううんりゅうすいの漢字が入っています。

「行雲流水」→自由に生きていこう
空に浮かぶ雲、留まる事のなく流れていく水、岩が出てきてもなんなく流れ、どんな形にも収まりけして固まらない。
山頂では雲がすぐそばにあるように見えるが、どんな事をしても掴めない。
そんな、意味があります。

海では板にウエット、和JAPANな私です、見かけたら声かけてくださいね。
さぁ、明日こそは、波があるかな?海行くぞーー。





surf column書道家 凌舟(りょうしゅう) 大倉亜紀
1回目 2009/9/2 『私にとって海』
2回目 2009/9/9

『ウエットが届いた!』

3回目 2009/9/15 『やっぱり感謝』
4回目 2009/10/7 『極める事の難しさ』
 
 
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