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COLUMN |
SURF COLUMN 2008/2/18 |
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5回連載コアなサーフィン的コラム”愛しのサーフブレイク”
第5回『日本人世界チャンプの可能性』
「ホレているチュービーな波が好きだ」っていつも思っている奴は、とにかく上達が速い。
サーフィンでいう上達とは、大会で優勝すること、周りの人に認められること、ライディングをビデオに撮ってもらい自分でチェックして上達したかどうか決める?サーフィンが上手くなった、と自覚すれば上達しているということか。または、上手くなったね、と他人に言われるようになることなのか。
では、最も上達していて、最もサーフィンが上手な人って誰?
時間には区切られるが、それは世界チャンピオン以外の誰でもない。とすると、2007年度WCTチャンプであるミック・ファニングが、現在最も上手いサーファーである。もちろん、8度の世界チャンピオンの座に輝いた実績を持つケリー・スレイターが一番なんじゃないの、という察しの良い方もいると思う。しかし、そのケリーも今季はチャンピオンには成れなかった。過去に偉大な実績があっても、現時点で最優秀なのは、やはり今季のチャンプのミック以外のナニモノでもないというわけだ。
で、近い将来、この日本から世界チャンピオンが生れたら、楽しいだろうなあと想う1人として、いろいろ考えてみた。どうすれば、最も速く、日本からチャンプが産まれるか、ということを自分なりに考えてみたのだ。
まず、試合の在り方についての様々な事柄が頭に浮かんだ。それは、現在世界最高峰のWCT、そしてWQS、JPSA、NSAの全日本アマなどの各大会、大手メーカー主催の大会、各県市町村主催の大会、ショップやクラブ単位、またはビーチ単位のローカルな試合などが全国各地で開催されている。カリフォルニアの南部、オーストラリアのシドニー界隈やゴールドコースト、ハワイのオアフ島などのサーフィン先進地域もこういった形式は似ている。
地元でちょっとでも上手くなった子供は、年齢別の大会で好成績を修めると、次へとステップアップしていく。やり方は似ているのだが、日本の場合、競技サーフィンに対する考え方が、少し違うんじゃないかと思うことがある。
それは「ノリ」っていう部分だと思う。ゴールドコーストのデュランバーなんかだと、夏場は毎週末にビーチにテント張って集まり、ショップぐるみ、家族ぐるみで大人と子供が入り交じる中、適当に4人の子供に色違いのジャージ着せて、「ホラ、試合のヒートやるよ」みたいに、一般サーファーをどかすこともなく、自然に普通にヒートが始まる。そんなシーンを見たことがあるが、この「ノリ」が日本には無いような気がする。
日本のどこかのビーチが、デュランバーみたいな環境になれば、日本の将来も明るくなると思う。試合で勝つだけがサーフィンじゃないけど、日本サーフィンの全体的なレベルを上げることを意識しないと、どんどんフランスやイギリスに抜かされ、世界から置いていかれてしまうからね。
PS:ブログで色々なサーフィン情報をアップしています。是非ご覧下さい。
「得♪のサーフィン系100選」 http://www.hobidas.com/blog/surf1st/world-peace/
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