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COLUMN |
SURF COLUMN 2008/1/9 |
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5回連載コアなサーフィン的コラム”愛しのサーフブレイク”
第1回『ホームブレイク』
サーフボードの上に立ち、波の上を初めてライディングしてから約1年以内のビギナーサーファーにとって、全国津々浦々に無数に点在するサーフスポットは何を意味するのだろう。
それぞれのサーフスポットには、様々な知られざる秘密があると言われている。それらの秘密はたいがいの場合、ビギナーやビジター達には気づかれないまま、ほんの一握りの優秀なローカルによって温存されているようだ。
サーフィンを始めて間もない頃は、まず、そのサーファーにとってのホームブレイクとなるべくスポットに、一生懸命通うことになる(誠実なサーファーの場合)。それは、サーフィンを気持ち良くするように導いてくれた先輩や友人、またはサーフショップのスタッフなどの影響によるところが大きく、各サーファーにとって、通い慣れた場所がホームブレイクとなり、それを持つことがいかに大切かということを、自然な流れで継承されていく。
ホームブレイクがどこのスポットなのか、ビーチブレイクなのか、リーフブレイクなのか、はたまたリバーマウスなのか、ということはそのサーファーのレベルを計る物差しにはならない。しかし、ホームブレイクに対する愛着を全面に出すことができ、そのスポットを常にリスペクトしているサーファーにとって、そのホームブレイクから授かる貴重な海、波、潮、サーフィンに関するすべての知識は想像を超える財産となる。そして、そのサーファーがホームを離れ、他のスポットでサーフィンするとき、ホームが教えてくれたいろいろなことが役に立つことになる。
では、ホームブレイクがサーファーに教えてくれる事って具体的に何なの、と聞かれるととても困る。なぜなら、1人のサーファーには一般的に1つのホームブレイクしかないからだ。サーフブレイクは世界中にホント無限にある。そのひとつ一つが各サーファーのホームブレイクになる可能性があるのだから困るのだ。要するに、それぞれのブレイクがサーファーに与える様々な影響、それ自体がそのサーフスポットの魅力であり、愛ではないかと想像してしまうが、いかがだろうか。
サーファーは海に出て波に乗り、波に乗るために沖に出て、また波に乗る。波乗りを理解しない人から見れば、こんな単純行動がばかばかしいように思われがちだが、我々サーファーはそんな単純だが奥の深い動作を繰り返すうちに、身体は自然と鍛え上げられ、心は大きな海のごとくおおらかになっていくのだ。
いつも気軽な気持ちで行けること。見慣れた顔ぶれがラインナップで波待ちしていること。潮の変化で波質が変わっていくのが手に取るように解ることなどが、そのサーファーにとってのホームブレイク、ホームスポットである条件だろう。
奇遇にもコレを読んでいる読者サーファーの皆さま、今一度ご自身のホームブレイクを思い返し、その魅力的なスポットから発せられる事象を感じとってみて下さい。きっとあなたにとって、新しいサーフィン観を見いだすことになるでしょう。
keepsurfing
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「得♪のサーフィン系100選」 http://www.hobidas.com/blog/surf1st/world-peace/
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