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skate columnSNOW COLUMN 2009/10/7

 

新美 育穂(にいみ いくほ)
1973/02/25生まれ
愛知県刈谷市のSHOP『SIDECAR』のオーナー、IJC国際PROジャッジ、JSBA技術審判員A級、日本スノーボード協会 FS部員、東海スノーボード協会理事、健康運動実践指導士、
日本赤十字社水上法救助員、他にも音楽イベント「feb」やOn Snowイベント「Natural Reaction Laboratry」を主催。
SIDECAR HP : http://www.sidecar.co.jp/ 
Blog : http://sidecarblog.jugem.jp/
1回目 2009/9/15 『ジャッジとスノーボードの関係』
2回目 2009/10/7 『雪と温暖化』
3回目 2009/10/21 『No Music No Life』
4回目 2010/11/4 『ドライパウダー』

『雪と温暖化』

どうも~。早くも2回目突入です。
ちょっとずつ寒さが増してきている今日この頃ですが、みなさま風邪など引かないように気をつけてください。
今回は僕らスノーボーダーと切っても切れない、雪と温暖化の事についてちょっと話をしたいと思います。
ここ数年の雪不足は皆さんもご存知の通り、
正直目に見えるほど雪は減ってきているのは皆さんもお感じでしょう。
僕は小さい頃から親父の影響で雪山に良く行っていた。
スキーが大好きだった親父は小さな僕を良くスキー場に連れて行ってくれて、
小学校の頃にはちびっ子スキーツアー?!的なやつにも参加し、
多分その頃から雪山の魅力を親から植え付けられていたんでしょう。
で、その当時といえばスキーバスツアーが全盛の頃で、当時はホントに雪が多かった記憶が未だに残っている。
もちろんスキーブーム全盛だった事もあるけど、11月末からバスツアーが沢山開催されていた気がする。
10年前と比べてみてもどうだろう?
当時、僕がよく関温泉に行っていた頃は本当に雪が多かった気がする。
当時ハイエースに乗っていたが一晩で車が隠れる程の降雪量があったり、
中央道などの通行止めもシーズン中にも何回かあった。
しかし、この数年はどうだろう?
もちろん大雪が短時間で降る事はあるが、
その期間や、降る回数は減っているし、中央道が雪で通行止めになる事も記憶に薄い。
僕は5~6年前に、WHOが発表したニュースを僕は目にした。
このまま温暖化が進めば、ほとんどの地域で今後30-50年の間に、降雪量が大幅に減少し、
最悪の場合、標高1500メートル以下の大半のスキー場で経営が成り立たなくなり、
主要なスキー場は標高2000メートル前後の場所にしか存在できなくなると。
温暖化?
良く耳にするCO2の排出量の増加による気温上昇?
それとも??
近頃、テレビや雑誌、インターネットでも温暖化の話題は良く見かける。
政権交代が行われて、鳩山首相もCO2の排出量削減に力を入れていくようで、
エコに対しての意識が高まっていく事はとても良いことだと常々思う。
数年前にアメリカ副大統領の「アル・ゴア」の話「不都合な真実」という映画を見た。
とても衝撃的で、温暖化に対し考え方が変わった映画だった。
しかしその後、その映画の内容にも確証されていない項目がいくつもある事が明らかになり、
イギリスで裁判が行われる事があったり、
現在の世の中のマスコミやインターネットなどの情報は本当に正確なのかと疑問も同時に持つようになった。
インターネットが普及したこの数年で世の中は情報量が膨大に膨れ上がった。
もちろん簡単に誰でもいろいろな情報を調べる事ができるようなったというすばらしい利点もあれば、
間違った情報、信頼性に欠ける情報も同時に増え、
何が本当に正しい情報なのかは、僕たちには判断しにくいのも事実。
本当に温暖化はCO2の排出によって起こる物なのか?
実際は科学的には立証されていないし、
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)でも一番可能性が高いといっている現状。
でも、雪不足の現実は本当にすごく身近なところまで来ている08~09のシーズンは記憶に残る暖冬だった。
あれほど雪の無い事は、僕の小さい頃の記憶からでも本当に無い。
ではこれからやってくる09~10シーズンはどうなのだろうか?
あの記録的な少ない雪が2年続けてあったとしたら、温暖化による雪不足が今後も確実なのは間違いない。
この来る09-10シーズンと今後10年以内の降雪量をみれば、
スノーボーダーの僕たちの未来や、この雪遊びの楽しさを子ども達に伝えられるかが、
はっきりとする事は間違いないでしょう。
やはり、今自分が正しいと思う事をその時々でしっかりと判断し、
そして自分のできる事をする事が必要だと思う。
すべてにおいて共通する言葉、「できる事からコツコツと」
みなさんも自分自身でその時点での真実を考え、行動して頂ければ、幸いです。
LOVE The SNOW SAVE the Winter!
LOVE The SNOW SAVE the Winter!
金田由貴子ちゃんと参加者の皆さんでのゴミ拾い
2009/3/21 Natural Reaction Laboratory 2



snow column新美 育穂(にいみ いくほ)
1回目 2009/9/15 『ジャッジとスノーボードの関係』
2回目 2009/10/7 『雪と温暖化』
3回目 2009/10/21 『No Music No Life』
4回目 2010/11/4 『ドライパウダー』
 

 
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