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 COLUMN

skate columnSNOW COLUMN 2008/6/4

 

佐藤洋久(メジャー)
1972/04/17
スノーボード歴20年
トラスト6メディア、手摺狂会、アクトピクチャーズ、011メディアと過去20タイトル以上のDVDをプロデュース。02年、人気ブ ランド011アーティスティックを仲間らと立ち上げ、現在も雑誌、テレビ、DVDなど各メディアで活躍中。
↓ブログやってますチェックしてみてください↓
http://www.011artistic.com
1回目 2008/4/2 『スノーボード運命の出会い』
2回目 2008/4/16 『それぞれの相関関係』
3回目 2008/5/21 『今シーズンを振り返って』
4回目 2008/6/4 『スノー、サーフ、スケートの関係』

『スノー、サーフ、スケートの関係』

3つの横乗りの中でスノーボードが一番歴史が浅い。
サーフィンが大御所で一番歴史が古く、スケートは最初に陸でサーフィンをまねようとしたのが始まりだった気がする。スノーボードも最初スノーサーフィンという言葉があったが、最近ではあまり言わないけど僕がスノーボードを始めた頃にはそんな言い方もあった。

僕自身、最初に始めた横乗りはスケートボードだった。今でも、たまにスケートしている。でも、ちょっと長めでトラックがスラスターのに乗る機会が多いし、スケーターからしてみればそんなのスケートじゃないって言われるかもしれないけど。。

そして、スケートを始めた3年後に、運命のスノーボードに出会い、ものすごくスノーボードに没頭した時期(22~30歳)は、一年中スノーボード中心で夏も出来る限り海外に行ったり、コンペに出たりしてスノーボードをやっていた。今でも生活の中心にスノーボードがあるのはかわらないが、ちょっと昔のように1年365日できるだけスノーボードに乗りたいと思う気持ちは少し薄れてきたかも知れない。
それは、どうしてか??
11年前に北海道で初めて出会ったサーフィンが理由の一つと、スノーボードが仕事になったのも理由の一つだ。あとは、年齢的にしっかり体をケアしたり、休めたり、リフレッシュしないと次のシーズンに、気持ち的にいいスノーボードが出来ないからだ。僕より若くして、スノーボードを辞めてしまった友達も何人も知ってるし、人それぞれいろいろ理由はあると思うけど、それはスノーボードが気持ちのスポーツだからだと思う。やるも辞めるも自分の気持ち次第だから。もちろん、プロスノーボーダーとしてのキャリアを諦めた訳ではなく、考え方が昔と変わったからだ。今でもスノーボードが上手くなりたいと思う気持ちは強いし、スノーボードでもっと遊びたいし、これからも体の限界まで挑戦していきたい。
最初は、サーフィンをスノーボードの夏のトレーニングくらいな軽いノリで始めた。もちろん、最初は横になんか進める訳がなく、スープでまっすぐ進み立つのがやっとだった。サーフィンを覚えるようになって、1年ごとに少しずつ上達していくに連れて、すっかりその魅力の虜になってしまった。だから、夏も大好きな北海道の自然を楽しみたいという思いの方が、海外に行ってスノーボードをするっていう気持ちよりも強くなった。それにスノーボードにも繋がる練習になると信じている。トリック云々ではないが、平行感覚や判断力、ターンなどスノーボードに繋がるところがある。特にスノーボードで滑るパウダーに似ている。乗り方やスタンスなど細かく言えば違いはあるけど、魂の部分は全く同じだ。スノーボードの撮影でハードなアイテムに挑む緊張感と、サーフィンで台風の河口の掘れた波に突っ込んでいく緊張感はどちらも言葉では表せないと思う。ハードな状況でいいライディングが出来た時の充実感や満足感、脳から出るアドレナリンの量はどちらも変わらない。
8~9年くらい前になるけど、手摺狂会でスノーボードでハンドレールばかり攻めている時期があった。それは今から思うとスケートでストリートを攻めるスケーター達への強い憧れからだった。当時はまだ日本ではあまりそういうムーブメントがなかったからメディアとかで結構取り上げられりした。今でこそ、ストリートの映像が海外でも日本でも当たり前になっていて、すごい勢いでトリックも進化している。それは、スノーボードがまだ歴史が浅くて発展途上にあるからだと思う。歴史が浅いから、スノーボードが弱いという訳ではない。例えばスノーボードのビッグエアーやロデオフリップは、スケートにもサーフィンのエアーにも影響を与えている。逆にサーフィンやスケートがスノーボードに与えた影響はものすごく大きいことは周知の事実だと思う。今更言うまでもないが、スノーボードとサーフィンとスケートは使う道具、場所こそ違うがソウルは同じだと思う。
だから、今までスケートしか知らない人にもスノーボードを体験してもらいたいし、サーフィンしか知らない人にも是非スノーボードを体験してほしい。そして、スノーボードからちょっと遠ざかってしまった人にも、是非もう一度スノーボードの魅力を再認識してほしい。スノーボードって一言に言ってしまうけど遊び方はいろいろあります。サーフィンに繋がるところで言えば、バックカントリーでのパウダーでのスプレー、コース脇のノートラックバーン、グルーミングバーンでのカービングターン。スケートに繋がるところで言えば、ゲレンデのレールやボックスなどのジビングやグラトリ。是非トライしてもらいたいです。あとは、一度スノーボードを少し離れてしまった人も、体に優しいパウダーツアーや朝イチのピーカンのグルーミングバーンやリスクの少ないグラトリとかをもう一度やってみると忘れかけた気持ちに火がつくかもしれませんよ!!
IGNITION KEY
ここからはちょっと宣伝させてください。
そんな思いを込めて、リアルスケーター、リアルサーファーに強力な協力をもらって作った作品が
011アーティスティックの初めてのチームムービー『IGNITION KEY』(2005-06度作品)です。
この作品を横乗りする全ての人に魂をこめて贈ります。
興味のある人は是非チェックしてください。
↓↓プロモここから見れます↓↓
http://www.011artistic.com/channel011.html
コラムを最後まで読んでくれたみなさんありがとうございました。

snow column佐藤洋久(メジャー)
1回目 2008/4/2 『スノーボード運命の出会い』
2回目 2008/4/16 『それぞれの相関関係』
3回目 2008/5/21 『今シーズンを振り返って』
4回目 2008/6/4 『スノー、サーフ、スケートの関係』
 
 
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