interstyle magazine
　COLUMN

skate columnSNOW COLUMN 2007/11/21

  
安藤輝彦　TERRYCOBRA　1973.01.18
現役にこだわり続け、プロスノーボーダーとして12年目を迎える。
X-TRAIL JAMやTOYOTA BIG AIRなど”ショー的スノーボード”をメインに活動してきたが、近年ではDVDやスチールの撮影、YONEX SNOWBOARDのウェアディレクターとして活動をする。さらに趣味を生かし、バイク雑誌のカスタム連載をするなど幅を効かせた動きをみせる。07'・08'はルーツである地場のシーンを盛り上げようと、あららぎスキー場のプロデュースやイベントを予定している。　
1回目 2007/10/17 『PLAYER』
2回目 2007/11/7 『TRACE』
3回目 2007/11/21 『EFFECTOR』
4回目 2007/12/5 『illuminance』

『EFFECTOR』

男の永遠の憧れ"ROCK STAR"!　、、多分。
中学、高校時代バンドブーム全盛期で、夢見る若者に多大な影響をもたらしました。
その流れに乗り、誰もがバンドを組み"ROCK STARごっこ"に明け暮れていました。
ジャンルを問わず多くのオーディエンスを自分のパフォーマンスで引き寄せるって、誰もが出来る事ではなく容易でないからこそ魅力的なんですよね。
私の場合それがたまたまスノーボードで、酸いも甘いも味わせてもらいました(苦笑)。
今でもコッソリとへたくそなギターを弾いて、"自己満 ROCK STAR"をしています。
でもフォークですけど、、。
多くの人は"ギター"に憧れを持つものですよね！スノーボードのデザインでもよくギターを見かけます。
音が出なくても様になるんですから、恐るべしアイテム！？
そしてギターの音色に特殊効果をもたらす"EFFECTOR"という機器があります。
ギター本来のベーシックな音に、エフェクターの効果を加えた音色のトリコとなり、今もライブハウスにはよく足を運んでいます。
ちなみに〆切り前日の昨日も、これぞROCK"BOMB FACTORY"のライブでハイオク満タンにして来ました。
www.bombfactory.jp
ライブに行ってはそのエナジー溢れる空間を楽しんでは感じ、アーチストを自分に、そしてスノーボードに置き換え、憧れの"ROCK STAR"と化すのです。
６年前新潟の石打丸山スキー場のパークプロデュースを任せられ、昨シーズンまで石打をベースに活動してきました。
石打丸山の対面には多くの事を学んだファースト石打があり、勝手に何かの縁!?と思ってました(笑)。
きっと何かの縁ですけど、、。
スキーヤーパラダイスだった丸山はスノーボード導入が地域で一番遅かったのですが、集客にはさほど時間はかかりませんでした。
スキー場側とスノーボーダーの想いが合致し、スキー場ながらスノーボード場と言うほどになったのです。
キッカー、ハーフパイプ、レールにボックスと充実し、ハイクオリティーなアイテムが揃い、ライダーも多く来場する様になり、数年でNIPPON OPENなどビックイベントをも招致するほどになって行きました。
しかしここ数年、浮き足立ってる自分に気が付いたのです。
　
ファースト石打、天神平、石打丸山とベースに滑って来ましたが、どこも"第2、第3の故郷"です。
「信州人なのにどうして新潟なの？」と言う質問を度々受けます。
「長野でも雪が少ない地域なんだよ。」といった返答で済ますのです。
ここまでスノーボードにのめり込む切っ掛けとなったのが、地元の"あららぎ高原スキー場"の存在でした。
www.araragi.co.jp
オープンからスノーボードを取り入れ、理解もあり暇さえあれば通う日々でした。40分も車を走らせたら到着です。
東海圏のスノーボーダーが多く、バギーパンツにパーカーといった風貌でジブに明け暮れるのです。
何せパークがない時代ですから。
小さなスキー場ですが、全ての起伏を遊び道具にし板を使いこなし楽しそうに滑ってるプロの滑りを初めて見たのも"あららぎ"でしたね。
興奮を押さえられず「今度会ったら教えて下さい！」と図々しくも言った事は今でも忘れません。
　


あれから15年が経つ今シーズン、"あららぎ"でパークプロデュースをする事となりました。
プレイヤーとして業界に永く関わって来て、"1スノーボーダー"の私に何が出来るか？ここ何年も考えてきました。国内外で見て来たモノを！経験した事を！ここあららぎに、そしてロコにそしてキッズに伝えて行く事が私の役目だと感じたからこそ辿り着いたのです。
15年間使ってきた"EFFECTOR"で、多くの人に毛穴全開で楽しいアドレナリンを分泌させ、心地良いサウンドを響かせよう、、、
タテノリ全開のパフォーマンスでモッシュにヘドバン、「う～気持ちいい！」
昔も今もこれからも、、"ROCK STARごっこ"に明け暮れるのです VV

LET'S ROCK THIS WORLD！！！
www.terry-cobra.com


snow column安藤輝彦
1回目 2007/10/17 『PLAYER』
2回目 2007/11/7 『TRACE』
3回目 2007/11/21 『EFFECTOR』
4回目 2007/12/5 『illuminance』
 
 
Copy right © INTERSTYLE Co.,Ltd All Rights Reserved.