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COLUMN |
SKATE COLUMN 2014/2/12 |
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『スケートボードのグラフィックについて』
皆様こんにちは
年始に今年の目標は月6回スケートにいく!!!と決めながらも
1月は4回しか行けず体がうずくこのごろです(笑)
そしてこのコラムもあっという間の最終回、
いままで読んでくださった方々、ありがとうございました。
そんな最終回はスケートボードのグラフィックについて書いてみたいと思います。
スケートボードのグラフィックについて
いままで30年ほどスケートしていてデッキのグラフィックの移り変わりもいろいろと感じてきました。
自分がデッキのグラフィックを手がけるようになってからは10年ほどたつのですが
その移り変わりについて少し自分なりに書いてみたいと思います。
70年代は全体的に単色(木目にレッドなど)のスクリーンプリントが多かったようですが
80年代中頃には多色のグラフィックが多くなりました。
80年代はシェイプも様々で個性が一番強い時代だったかも知れません。
80年代初期はグラフィックは比較的シンメトリーのものも多く、
おそらくサーフボードや車のピンラインのようなデザインも多かったです。
(SIMS, VARIFLEX, SANTACRUZなど)
そして中期になるとパウエルやドッグタウン、ゾーラックなどで
スカルのグラフィックが多くなりそこにパンクなど音楽の影響も入ってきました。
写真:DISPOSABLE a history of skateboard artより抜粋
そしてここからが面白いところなのですが
87年のニールブレンダーがG&Sからだしたコーヒーカップ、
88年からのマークゴンザレスのグラフィックあたりから
パキパキのプロスケーターによるグラフィックが登場します。
(もちろん過去にはウェスハンプトンなども77年頃にはドッグタウンなど手書きで描いてはいますが)
僕は勝手にこのあたりがおおきな変化だと感じますがいかがでしょうか?
グラフィックというのはスケートボーダーにとって性能の一部だと考えます。
そのグラフィックをスケーターが描いているのですからその板への信頼感は格別ですね。
またジムフィリップスさんのようにサーファーでスケーターへの理解がある方の板も最高ですし、
日本だとカツ秋山さんが80年代に
オリジナルシェイプにステンシルの多色でシャイナムーンなどを作っていてとても影響を受けました。
僕自身のグラフィックの話をすると
いままでいろいろなデッキのグラフィックを手がけましたが、
実は日本の掛け軸の影響がとても入っています。
デッキを縦に見たときにカッコイイグラフィックが一番だと思っているのも一因です。
しかしトリックやスケーターのスタイルの多様化によって
テールとノーズに対して関係性のないグラフィックもこれからは重要かもしれません。
スイッチから入るトリックも今はかなりのバリエーションがありますし、
結局は今はレールバーをあまり使わないので
擦れたあとにどう見えるかもひそかに重要なのでそのあたりを意識して絵をおこしています。
スケートデッキのグラフィックもいろいろな見方で観てみるととても奥深い世界があると思うので
自分の乗っているデッキのアートワークが誰の作品なのかなど
いろいろ調べてみるとまたさらに楽しみが増えると思います。
全4回、様々なお話におつきあいいただきありがとうございました。
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