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skate columnSKATE COLUMN 2013/7/3  

山西(ハマジ)卓也
大阪市在住
スポンサーはHEROIN SKATEBOARDS,SPOTAKA,COLORCODE,INFECTION
FILM http://whev.com
1回目 2013/7/3 『ミクロとマクロ』
2回目 2013/7/17 『OSAKA DAGGERS in LA』
3回目 2013/8/7 『VIDEO NASTY試写会 in LA』
4回目 2013/8/21 『スケートボード』

『ミクロとマクロ』


ハマジと言います。
俺がなぜ、こんな場所で言いたい放題言えるのかと言うと、
きっとそれはスケートボードを通して遊んできて、
いろいろな場所に行ったり、いろいろな人と知り合ってきた歴史がそうさせるわけで、
そこの歴史の中の一ページで、前回このコラムを書いていた、
横浜のSKATE SHOP FABRICのオーナーであり、
俺の中でのレジェンド小島さんとの出会いからです。
とても光栄に思っています。

俺は今、大阪市に住んでいます。
だいたい大阪ミナミのアメリカ村にある三角公園で滑ったりしています。
三角公園はまさにカオスで、スケートボード禁止の公園で、
しかも公園の隣に交番があるのに、毎日絶対にスケーターが滑っていて、
さらに毎日警察が来て注意されてやめて滑っての繰り返しの場所で、
週末になると多いときでスケーターが30人ぐらいとか集まったりもします。
もちろん三角公園で滑っていると、スケーター以外のいろいろな人たちと知り合ったりもするし、
もめごともあれば酔っ払って寝てたり、ナンパしてる人もいれば、クラブへ消えていく人、
ライブハウスへ消えていく人など様々なドラマを見ることができる場所です。
大事な場所でもあって、どうでもいい場所でもあって、
いろいろな社会が存在する、おかしなネバーランドでもあるような気がします。
そんな場所をフューチャーしたビデオを俺はつくったりもしてきました。
INFECTION FILMというもので、今までに三作品世に放ちました。
機会があれば観てもらえたらありがたいです。


そして、聞いたことのある人もいるかもしれませんが、
三角公園で滑っているスケーターはOSAKA DAGGERSと呼ばれたりもしています。
もともとはHEROIN SKATEBOARDSのオーナーでもあるFOSが
OSAKA DAGGERSと呼んでいたのですが、いつのまにかその名前が広がって、
今現在では世界の有名なプロスケーターでも、知っている人は知ってる存在になっています。
OSAKA DAGGERSとは一体?と思う人もいるかもしれませんが、
俺の概念の中ではチームでもなければブランドもなく、カルチャーだと思っています。
ただ、それは人によっていろいろなとらえ方があるわけで、
これ!という物がないので、説明のしようがありませんが、
OSAKA DAGGERSはOSAKA DAGGERSであるわけです。
今までOSAKA DAGGERSの情報はあまり世に出ていませんでしたが、
今回、HEROIN SKATEBOARDSから出る新しいビデオ作品[VIDEO NASTY]の中のパート
CHOPPER AND THE OSAKA DAGGERSとして世界に広がることとなりました。
CHOPPERは、過去にこのコラムで記事も書いていたことのある、
HEROIN SKATEBOARDSのワールドワイドプロスケーターで、
HEROIN SKATEBOARDSからもシグネチャーデッキをリリースしています。

あと、YOUTUBEでの100万アクセスで世界的に有名になったGOU MIYAGI。
彼も現在HEROIN SKATEBOARDSのワールドワイドプロスケーターで、パートもあります。

この[VIDEIO NASTY]という作品、2013/7/01発売という事で、
このコラムが掲載される頃にはすでに販売していると思います。
もうすでに観た人もいるのではないでしょうか?
これを書きながらもどんなものになっているのか楽しみです。
このコラムを書いている今は、まだ発売前で、
アメリカで6/26にある[VIDEO NASTY]の試写会も終わっていません。
この試写会には、俺も行ってきます。
アメリカのLAで試写会をするのですが、二回目のコラムでぜひその模様を書かせてもらいます。
このビデオをきっかけに、三角公園も国際的になり、
OSAKA DAGGERSの名前も世界でしられるようになっていくのではないでしょうか?
そうなったらそうなったで、得るものもあれば失うものあり、
いろいろ複雑な気持ちにもなったりする部分もありますが、
結論、世界に広める価値があるもの、場所、人であるということだと俺自身は思っています。
俺が思うのは、三角公園だからとか、あの人だからとか、そんなの関係ありません。
本当にどんな街であっても、環境が違ったとしても、
やり方や、あり方で、グローバルになる可能性は全然あると思っています。
継続は力なりですね。
自分たちの楽しめる場所は自分たちで創っていけたら最高だと思います。
マジで思うことは、遊びで始めたスケートボードでいろいろな人と知り合って、
いろいろな場所に行って、自分の遊び場所をどんどん広げていけるし、チャンスも自分次第。
近所の公園で一人で始めたスケートボードのはずが
気づけば世界を舞台に滑っているスケートボードに変わる可能性。
そんな可能性秘めたスケートボードってすげ~な~って思います。
技ができてもできなくても、思い切り楽しめるし、笑えるし、泣けるし、怒れるし、落ち込めるし、
自分そのものを表現できる面白いツール。
まじで可能性は無限大だと思います。
家を出てスケボーに乗ったら、街の使い方も変わってくる。
そんなスケートボードに感謝しながら、今から三角公園に飲みに行きます。
では、また次回!

skate column山西(ハマジ)卓也
1回目 2013/7/3 『ミクロとマクロ』
2回目 2013/7/17 『OSAKA DAGGERS in LA』
3回目 2013/8/7 『VIDEO NASTY試写会 in LA』
4回目 2013/8/21 『スケートボード』
 
 
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