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| COLUMN |
 SKATE COLUMN 2011/10/5 |
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『出会い』
先輩から呼び出された僕はサッカー部の部室へと向かった。
僕を呼びだした先輩もスケートを始めていて、AIRWALKを愛用していた。
部室に向かう時、僕は恐怖心と同じぐらい
スケートをしている先輩と初めて会話ができる楽しみな気持ちだった。
でも、殴られるかもしれない恐怖心は消えない。
勇気を持って部室に入ると、
強面の先輩達が部活の始まるまでの時間を漫画を読んだり、おしゃべりをして過ごしていた。
僕を呼び出した先輩が何か言おうとしたが、
僕はとっさに
「AIRWALKはどこに売っているんですか？」と質問してしまった。
転校生のクセにヤンキー予備軍団の中にうまく入り込み、
ろくに先輩に挨拶もしない僕に目をつけていて、
一喝するために呼び出したはずなのに
いきなり質問された先輩は
「ベン !」
とだけ答えてグラウンドに向かってしまった。
殴られるどころか意味不明な一言だけで終わってしまい、僕はサッカー部の部室をあとにした。
"ベン"
その後、友人たちとリサーチの結果、地元にあるサーフショップBENだったことが判明。
店内はサーフ関連以外には
AIRWALK、VISION、POWELL、THRASHER、SANTA
CRUZ等が充実していて大興奮。
店員さんも良い人で「アニマルチン」を観させてもらい完全にスケートボードの虜になってしまった。
僕を呼び出した先輩も地元にスケートをする人間がいることが嬉しかったようで
「お前スケボーしてるんだべ？」
と、話しかけてくれるようになり、
先輩と家が近所だったため毎朝一緒に通学するようになった。
周りにはたくさんのスケーターが増え、先輩後輩の関係もなく毎日滑るようになっていった。
時はだいぶ流れて1年前。
梶谷雅文氏 a.k.a アメリカンを中心にスケートボードのwebサイトを始めようということになり、
僕はその一員として運営・管理を行なっている。
オープンして半年そこそこのwebサイト「VHSMAG(www.vhsmag.com)」はご存知でしょうか？
詳しくは次回からのVHSMAG編集長、梶谷雅文氏から詳しく説明してもらいましょう。
最後に
人との出会いは人生そのもの。
ここに名前が出ていないスケーター、つながりを広げてくれた人々に本当に感謝します。
ありがとうございました。
そしてトシカズ君。
地元でスケートの面白さを教えてくれてありがとうございます。
これからも頑張りますので見守っててください。
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